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【Q&A】「私」物語化計画ってどんなの?と知り合いから尋ねられたのでわたしなりに丁寧に答えてみた

2人ほどの知り合いから、"「私」物語化計画"に興味があるのだけれど実際どうなの?と素朴な質問がありまして、mailや口頭で答えてはみたのですが、うまく説明できたかどうか不安で不安で。なので、頭の整理を兼ねて、"「私」物語化計画"公認noteとしてひとつのテキストにまとめてみました。

オンラインサロンはFacebookの非公開グループを利用しています。参加者以外にはサロンの様子が見られません。見えないものに疑問が生まれるのは当然のことです。スタッフにお叱りを受けない、ギリギリのラインまで内部を晒してみようと思います。

なお、このテキストは"「私」物語化計画"に参加している、わたし個人の見解が多く含まれています。決して、"「私」物語化計画"のスタッフによる公式発表ではないことをご了承ください。このテキストの文責はわたしにあります。

それでは……。

2つのコースをくわしく教えて?

"「私」物語化計画"には「基本コース」と「実践コース」があります。

公式サイトの説明として、基礎コースは『作家を目指すための基礎を学び、考え、会得するためのコース』で、「実践コース」は『プロ作家として原稿を磨き上げるための、より実践的なコース』となっています。ちなみに、わたしは「実践コース」に参加しています。

「基本コース」「実践コース」、どちらの参加者も同じ非公開グループに入っています。その点では2つのコースに違いはありません。なので、各参加者がどちらのコースなのか、わたしには区別がつかない仕組みとなっています。

「基本コース」の方にも、「実践コース」の課題内容が見えます。ただし、主催の山川健一さんやプロの編集者からの講評がもらえる課題の提出はできません。

「実践コース」=「基本コース」+課題の提出

単純にいえば、このような感じですね。

公式サイトに、いろいろと説明が書いてありますが、"「私」物語化計画"の雰囲気がどんな感じなのかは「幻冬舎plus」に掲載された山川健一さんのインタビュー記事が参考になると思います。

参加者はどんな人がいるの?

年齢は20代から60代まで。会社員、大学教員、フリーランス、専業主婦、編集者、作家などなど。本当に、さまざまな方が参加しています。同じタイプの人は誰ひとりとしていないような気がします。

最も驚いたのは、すでに何冊(何十冊)も商業出版をされている作家の方が参加していたことです。ひとりではありません。何名か在籍しておられます。編集者も、超大手の出版社でバリバリ現役の方です。

あと、20代の多くは主催、山川健一さんの教え子(東北芸術工科大学の在学生や卒業生)が多いかもしれません。女性の比率が高いのは、山川健一さんの人徳(モテ?)かと思われます(笑)ニヤリ。

非公開グループの様子はどんな感じ?

"「私」物語化計画"のFacebook非公開グループ、そのコンテンツのメインは、主催の山川健一さんが配信している講義テキストです。

講義は毎週金曜日に公開されています。ぶっちゃけ、長いです(笑)。文字数が多いというわけではありません。内容がボリューム満点なのです。だから、読むのに時間がかかります。例として、本編に入る前のストレッチ(準備運動)を貼ってきましょう。タイトルは『物語には始まりと終わりがある』。全文公開されています。ご参考に。

あとは、Facebookグループの取説、自己紹介、スタッフから案内、山川健一さんからの近況報告、などでしょうか。また、最近、新しく追加されたコーナーもあります。

プロの編集者(某大手出版社)に質問できるなんて、一般人にはなかなか機会がないことだと思います。ハックは、たとえば、タイトルの付け方、とかですね。ワンポイントのアドバイスといったところでしょうか。このコーナーは山川健一さんが自らのテクニックを晒してくれています。今後、"「私」物語化計画"の動きが広がれば、さらに増えていくと思われます。

ネット以外の活動は?

毎月1回ほどの割合で、スクーリングと懇親会が開かれています。たとえば、今年の1月には新宿で下のようなスクーリングと懇親会が催されました。

今後、関西を始めとした東京以外の地域でも開催の予定があるようです。また、サロン内の動きが活発になれば、さまざまな企画が生まれるかもしれません。

Facebookって難しい?

どんなソフト(アプリ)にも共通して言えることですが、やはり「習うより慣れろ」です。すべての機能をつかいこなせ!と言っているわけではないので、すぐに慣れると思います。というか、このテキストを見ているスキルがあれば充分です。

ちなみに、わたしはPCとiPhoneで、Facebookの更新をチェックしています。

もっとも面倒そうな、最初の登録のやり方はこちらをご参考に。

※ここから先は、わたし個人の主観が強くなります……すみません。

他のオンラインサロンとの違いは?

他のオンラインサロンに入ったことがないので比較することはできませんが……。

文芸(小説)系のオンラインサロンって、まだまだ数が少ないですよね。あったとしても、ものすごく参加者が少なかったり、作家さんのファンクラブのようであったり。その点、『作家を目指すための』をメインにうたっているサロンは貴重だと思います。

"「私」物語化計画"は、「小説の書き方を教えますよ」といったカルチャースクールというより、大学や大学院のネット版みたいな感じがします。主催の山川健一さんが東北芸術工科大学の文芸学科で学科長を8年間やっていましたし、そのあたりの色は濃く反映されているのではないでしょうか。

それと、いま流行りのオンラインサロンよりは参加者の平均年齢が高いです(笑)。おそらく、たいていのオンラインサロンの対象はミレニアル世代 が中心でしょうから。それにくらべると、人生経験豊かな方がそろっていると思います。

講義はタメ(為)になるの?

またまた、難しいことを……(笑)。

昨年、11月に開催された KICK OFF PARTY で、山川健一さんが、このオンラインサロンは大学4年生向けのゼミか、大学院の研究室みたいなものだと言っていたような記憶があります。

まだ、大学1年生あたりなら、誰かに何かを教えてもらうことが大半でしょう。受動的ですが、これも重要なお勉強です。しかし、学年があがっていくと、それだけでは絶対にダメです。自分で考えなくてはいけません。能動的なお勉強が重要になってきます。

"「私」物語化計画"も同じようなものです。講義の内容をそのままそっくり自分のなかに入れているだけでは意味がありません。細かく批評的に噛み砕き、自分のあたまで考え、咀嚼していくことが重要な姿勢になるはずです。

わからなければコメント欄に質問を書き込み、回答をフィードバックする……そして、また考える。そんなことを繰り返していくことで、講義の内容が生きたテキストとして自分の血や肉になっていくのでは?と思います。

こんな答えで、いいでしょうか?

で、作家になれるの?

……(苦笑)。

小説に話を限定すれば、作家になる道は「小説の公募に入賞する」「出版社にもちこむ」「(ネット上で)編集者に見つけてもらう」の3つぐらいかと思います。

「実践コース」の内容が『出版社への持ち込みはもちろん、各種文学賞や新人賞を狙うことも念頭に置いた講義』で、目標が『さまざまな新人賞の最終候補にのこるレベル』とあるので、作家になるにはこのコースかと。

また、サロン内にはプロの編集者や作家さんがいるので、ただなんとなくネットに小説をアップしているよりは、自作を見つけてもらえる確率がずっと増えるのではないでしょうか。


以上です。

これは今日現時点でのQ&Aです。もし、何かご質問等があればご遠慮なくお尋ねください。回答の訂正や追加などがあれば、このテキストに加筆、または別テキストで公開します。


Text:Atsushi Yoshikawa

(注)このQ&Aは、"「私」物語化計画"公認noteとしての発信です。決して、"「私」物語化計画"のスタッフによる公式発表ではないことをご了承ください。このテキストの文責はわたしにあります。

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