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「生きているうちに頭を使え」

中学の時、よく部活の顧問の先生が言っていた言葉がある。「生きているうちに頭を使え」確かに死んでしまったら頭を使うことはない。この言葉の真意は、何も考えず行動をとるなということだ。

例えば休みの日に部活の試合があったとする。自分たちの学校で試合を行う場合、試合前にコートを整備したりする必要がある。何も考えずそれらをしていると、時間が無駄にかかってしまう。誰がどこを担当するのかといったことを決めて効率よく作業を進めていく。これが頭を使うということだ。

部活動というのは、ただ勝つのが目的ではなく、学びの要素も求められる。その点、「生きているうちに頭を使え」という教えは、部活を引退してからも頭の片隅に残り続けている言葉だ。

めんどくさいことから逃げていてもそのツケは必ず自分に回ってくる。その代わり、自分でしっかり考えて行動をとったことに関しては、いい意味で自分に影響をもたらす。

「生きているうちに頭を使え」。言葉としてはややキツめだが、捉えようによっては、「一度きりの人生を後悔なく生きろ」と読み解くこともできる。情報量が多い現代では、自分で考えて判断するスキルが重要になってくる。考えることを放棄して他人の背中を追うことは簡単だが、どっかのタイミングで自らの判断に迫られることがある。その時に怖気付いてチャンスを逃すのか、待ってましたとばかりに飛びつくのかでは大きな差が生まれる。

細かいことの積み重ねが大きな結果をもたらす。その時を待って着実に準備を進める。

#大切にしている教え

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