見出し画像

こんなにも自分で考えられない世の中になってしまったのか。

最近強く感じることがある。それはこんなにも自分で考えて行動が取れない世の中になってしまったのかということだ。常に人の目を気にし、大勢の群れの後ろについていくスタイル。このことによって、自分の意見を持たない人が増えることに加え、0か100といった選択しかできない人が多くなる。

当然、現実世界では、0と100の間には数字以上の様々なことが存在する。それらをわかりやすい表現で言うならば、「モラル」や「思いやり」といった要素だ。あくまでも「モラル」や「思いやり」というものは臨機応変に対応する要素であり、最初から決まっていることでもない。困っている人がいたら助ける、ゴミを拾うなど、その場その場で実行する。

私たちはこれまでそうやって生きてきたではないか。温泉に行ったら湯船に浸かる前に体を洗う。この程度のことなのだ。今言ってきたことはどこのルールブックにも記載はされていない。自分で考えそして行動する。

近年は様々な規制があったためにどんなことでもルールブックに載せたがる。そして、それらを何も考えずに従うのが正しいとされてしまう。ここでもう一度過去の自分たちの姿を思い出してほしい。ルールで固められた生活によって日本のおもてなし文化が発展してきたわけではない。相手のことを思い行動してきた結果が、他国から称賛される日本独自の文化という形で残ってきたのだ。だからもう少し0から100の間で考える思考を持ってほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?