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2022年度 10/15 至学館高校活動報告②

こんにちは!今回は前回(9/27)に引き続き、至学館高校での出張授業 第二回の活動報告です!

授業内容

前回授業から今回授業までの間に生徒のみなさんから探究活動のテーマ案を出していただき、それを考慮した上で私たちがテーマを決定し、テーマごとに7班に分かれてもらいました。大変興味深いテーマばかりで選定にはとても悩みました…

さて、今回の授業(第二回)では
(1)テーマに対する問題意識を揃えよう
(2)仮説、予想を立てよう
(3)調査方法を考えよう 
の三段階で進めました。これらを順に振り返っていきます!

(1)テーマに対する問題意識を揃えよう

テーマが決まったはいいものの、今回の探究はグループ活動ですからメンバー同士で問題意識を揃えておく必要があります。 

例えば、「教室の空調の温度設定を適切にするには?」というテーマの場合
①寒がり、暑がりを考慮した席替えのシステムを考案する。
②温度設定、変更において最適なルールを新たに設ける。
など複数の視点が考えられます。つまり、席替えのシステムに問題があるのか、それとも空調の温度の決定、変更のルールに問題があるのか。といったように、これらはテーマに対する問題意識が異なります。

このように、どこに問題意識を向けるかによって、探求の方針が変わってきます。今回の探究授業は全四回のみということもあり、なるべく方針を一つに絞って探究をするべきと判断しました。ですので、まず初めに問題意識をメンバー間で揃えるためのワークを行っていただきました。他にも、そのテーマを探究する目的も同時に考えることで、さらに探究の方針を固めてもらいました。

「数学嫌いをなくすにはどうしたらよいか」

(2)仮説、予想を立てよう

次に、「どうすればその問題が解決できるか」という問いを設けて、仮設を立てていただきました。「仮説」と言われても抽象的でよくわからなかったという高校生の頃の私の経験から、今回の授業では「仮説」という言葉をなるべく登場させないよう、別の言い方を試みました。

また、何かを考案する形のテーマにおいては、ブレインストーミング形式で思いつく案をとにかく出した後、良さそうな案をいくつか選んでいただきました。

「暗記を効率よくする方法は?」

(3)調査方法を考えよう

ここまでで解決策の仮説を立てた訳ですが、その次はその仮説が正しいのかどうかを検証する必要があります。生徒の皆さんには、そのための調査の内容と方法、また役割分担と期限も決めていただきました。

文献から知識を得たり、アンケートを用いたり、自分たちで実験してみたりとテーマ・案に応じて様々な調査方法が出てきました。

高校生の探究活動となると多くのデータを得るのが難しいものもあり、普遍的な根拠としては扱いづらい場合もあります。そもそも本来の課題探究は長い時間と多くの前提知識、新たに得る知識が必要になるものだと考えています。ですので、根拠の普遍性に関しては今回の探究授業はあくまで疑似体験としての探究活動であるということを伝えた上で、調査を決定してもらいました。

「バズるお菓子のパッケージを考案しよう!」

まとめ

前回は一時間しかなく、主に大学生の話を聞くという授業でしたが、この第二回目から探究活動がスタートしました!
前回授業はすとーりーうぃずのメンバーのみで伺ったのですが、二回目からは他の大学生の方々のお力をお借りさせていただきました。そのおかげもあって、正直上手く進んでくれるか一同不安ではありましたが、思いのほか順調に進んだ印象を持ちました。ありがとうございます…!
また、毎回の授業の最後に生徒向けのアンケートを行っているのですが、前回に比べ、授業満足度が大きく上がっており、この活動のやりがいをひしひしと感じることができました!
探究授業は残り二回ですが、生徒の皆様にとってこの授業が良い経験になるよう我々一同、残りも全力で取り組んでいきます!

以上で、今回の活動報告を終わりにしたいと思います!


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