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高3の秋はどう過ごすのが良いの?

今年はコロナウィルスが流行し、学校や塾での勉強にも大きく影響がありました。ただ、入試はちゃんとやってくるということで高校生の皆さんにエールと一緒にアドバイスを書きました。
参考書や勉強法は人によって適切なものがあると思うので、今回は高3のこの時期に意識しておくと学力の向上につながると思うことを書いていきたいと思います。
この意識してほしいことは受験生であれば多くの人が当てはまると思いますが、もちろんここで書いてあることは1つの考えなので参考程度に読んでください。

1. 得意を伸ばすよりまずは苦手を克服する

これは高校のときに勉強担当の先生がよく話していました。
なぜ苦手の方を先にやるべきなのかというと、苦手科目の方が点数に伸びしろがあるからです。どのテストも点数には上限があります。
例えば100点満点のテストで得意な英語が80点、苦手な数学が60点だとすると、英語と比べて数学は20点も点数に伸びしろがあります。そして、英語の点数を80点から90点にあげることと数学の60点を70点にあげるのに必要な時間はおそらく違うと思います。
同じ10点をあげるとしても、数学の10点を上げる方が効率よくあげることができます。

さらに言えば、苦手科目を勉強するのにはある程度入試までに時間があるのが理想です。苦手と思うものは基本的に1日2日で得意になるわけはなく集中して勉強しても1か月くらいはかかると思います。なので、入試がすぐある冬休みでは苦手科目を克服するのには正直遅く、最後のチャンスとなるのがこの2学期です。

2. 計画的に勉強をする

毎日の勉強をやみくもに行うことより計画的に行う方が効率が良くなります。
これは部活などでも言えると思いますが、今の自分にはなにが足りていなくてどの部分を直していけば良いのかを考えた上で、いつまでに直せばよいのかを把握した上で練習していくことが上達への近道だと思います。
勉強もこれと同じで、模試等の結果を点数だけではなく自分の解答や解説などを見てどの部分ができていなかったかを科目ごとで考え、次の模試に向けて自分はどの科目を、その科目の中でどの分野を重点的に勉強するべきなのかを考えた上で参考書やワークの範囲を選んで勉強をしていくことで次の模試では前の試験よりも少し高い点数が取れるようになっていきます。

また、ずっとやみくもにワークを解くのではなく、今日はこのワークをここまでやろうという風に計画的に集中して勉強を行うことで勉強時間が短くなると思います。勉強時間が短くなるということは自分で自由に使える時間が増えることになるので、毎日を思いつめ過ぎずに過ごせるようになるのでおすすめです。


3. 一気に詰め込まずに継続して積み重ねる


良く定期テスト前は一夜漬けをすると思います。私も時間に余裕がないときは今でもテスト前に一気にやってしまうことがあります。ただ、それをやってしまうと定期テストはできていたのに模試になると解けなくなるということが起こります。というのも一夜漬けで勉強したものはその次の日くらいで同じことを勉強しない限り記憶から消えていきます。それが1週間くらいするともうほとんど覚えてないと思います。逆に定期テスト2週間前くらいからこつこつと勉強したものはテストが終わった後も頭に残りやすいと思います。これは塾などいくとよく見たり聞いたりすると思うのですが、下のグラフのような頭のつくりによるものです。

忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線(参照: Manabrain「エビングハウス忘却曲線」から分かる効率的な復習のタイミングとは? )

個人的には勉強した次の日の朝にもう一度解いたワークやノートを見直して、その週の土日にまとめて見直しをするくらいゆっくりと勉強を進めるのがちょうど良いと思います。


最後に、1次試験まであと3か月ほどです。これまで勉強をしてきた人、してこなかった人関係なく受験生全員でこの期間は同じです。3か月しっかり勉強していけば今の自分のレベルよりも高い志望校に行くことも可能です。1次試験までに自分はどのくらいのレベルになっていたいかをちゃんと考えてこつこつ計画的に勉強してみてください。


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