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高尾山ビアマウントはルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレット

 2020年・夏、それはいつもの夏とは違う夏。
 こうなってみてつくづく思うのは、ビアガーデンに行きたい、そしてまた乾杯をしたい、高尾山にあるビアマウントで。
 マウントビアは高尾山ある絶景ビアガーデン。一昨年に行ったとき、「あれ?この光景どっかで見たことがある、デジャヴ?」と思って記憶をたぐったら、そうそうルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』にそっくり。

ムーランドラ

『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』はパリのモンマルトルの丘に実在した、踊ったり酒を飲んだりする屋外型ダンスホール「ムーラン・ドラ・ギャレット」が舞台。ビアマウントも高尾山の中腹にあるので、設定は似ているのかもしれない。でもそれだけじゃない。ビアマウントは食べ・飲み放題なので、会場の奥には、焼きそばやたこ焼き、スイーツなどのフードブースと、ビールはもちろん洋酒、日本酒、ワインなどが並ぶドリンクブースがずらりと並び、基本飲み放題・食べ放題のパラダイス。だからであろうか、その場に流れている幸せな空気感とか、人々のテンションまでもが近い感じなのだ。
 一番の心残りは、愛用の一眼レフカメラを持って行かなかったこと。なぜならば、「せっかく高尾山に行くんだから山頂まで登山して、山頂から中腹まで下山してビールを飲もうよ」と友人のK子が提案したからだ。これまで富士山登山に2回挑戦して2回とも失敗している私としては、登山においては軽装備が大切だと痛感しているので、体力を奪う重そうなものは一切持参しなかったのだ。
「カメラを持ってくればよかったな」とじたんだを踏んでいると、「スマホで撮ればいいじゃない。スマホの画質ってカメラと比べても遜色ないよ」とY子。思わず「バッキャロー、そんな単純な問題じゃないよ、この光景は一眼レフに納めたいんだよ」と言うと、「りえぶーって、昔の人だね」と斬り捨てられた。
 今度行くときは絶対一眼レフカメラを持っていくもんね。そんでもって「かんぱーい」のシーンから写真を撮りまくりたい。

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