勝手に鎌倉リコメンド

鎌倉のお土産、勝手におすすめベスト５。
鎌倉に名物、銘菓はいろいろありますが、絵に描き起こしたかったという基準だけでセレクトしました。ある意味、絵になるお土産ベスト５。

【豊島屋の鳩サブレー】

あまりに普通、直球ど真ん中、オーソドックスすぎるセレクトかもしれません。しかし鎌倉土産としてこれ以上のものがあるのでしょうか。明治の時代から、鎌倉といえば鳩サブレー、鳩サブレーといえば鎌倉、その地位は盤石であり不動です。手土産で持って行った時に「ああ、これおいしいよね」といわれる安心感という点でも優秀。
ちなみに豊島屋は、鎌倉に対する貢献度も高い。ネーミングライツで、市内3カ所の海水浴場の命名権を取得して、つけた名称は、「由比ケ浜海水浴場」「材木座海水浴場」「腰越海水浴場」。「そのままかいっ！」「なんも変わってないじゃん！」というツッコミの声が聞こえそうだが、「鳩サブレー海水浴場」「豊島屋海水浴場」とはしなかったところに心意気を感じる。

【本覚寺のにぎり福】

JR鎌倉駅から徒歩5分の場所にある本覚寺。ここでしか手に入らないにぎり福は、源頼朝が御所の鬼門の守護神とした夷神に由来する縁起物で、愛、健、財、学、福のなかの1文字が書き込まれている。本覚寺の僧の手作りで、ひとつとして同じ顔のものはないのも魅力。

【麩帆の麩まんじゅう】

由比ケ浜通りにある麩帆（ふはん）の麩まんじゅう。こしあんをしっとしりした生麩の生地で包んだまんじゅうが、青々とした笹の葉にくるまれている。もちもちの生麩生地とこしあんのコンビネーションが絶妙。古民家を改装した店舗と、鎌倉文学館の近くにあるという立地も、ほっこり感を倍増させてくれる。生麩そのものも売っているので、持ち帰って田楽にしたりお料理に使ったりして楽しめる。

【鎌倉宮の獅子頭】

鎌倉宮オリジナルの厄除・魔除けのお守り。玄関に置いておくと悪いものを打ち払い、福を招き、車に乗せておくと、身代わりとなって大難、小難を無難にするといわれている。見た目が可愛いのがいい。鶴岡八幡宮もいいけど、閑静な住宅街である二階堂にひっそりと佇む鎌倉宮に行くというのもツウっぽさが味わえて滋味なり。

【井上蒲鉾店の梅花はんぺん】

蒲鉾と同じ白身魚のグチを使用したはんぺん。鎌倉に咲く可憐な姿を表現したのだという。コシがあって、なおかつ柔らかいという不思議な歯ごたえ。鎌倉駅目の前にある店舗の2階「茶寮いの上」では、蒲鉾やはんぺんがメインの御膳が味わえて、「えっ、蒲鉾やはんぺんって、こんなに堂々と主役を張れるものなんだ」と驚かされる。