7/3 【ネタバレ注意】学マスちょろっとやってますよ&篠澤広の親愛度10の話ちょっと

※タイトルに書いてある内容は全部無料で読めます

学マスもちょろちょろっとやっている。
この手のゲームのシナリオはみたいところだけかいつまんで見るタイプなので、事実上のEDである親愛度10まで行ったのは広と咲季と佑芽。
広は始める切っ掛けだったからで、花海姉妹は前にnoteで書いた「真主人公みたいな妹実装されんのかわいそじゃね?」というのを確かめるため咲季をTRUEまでみたらかなり好きになってしまったのと、咲季の全部を味わうには(たとえそこに残っているのが苦みの部分だけだとしても)佑芽の親愛度10を間髪挟まず達成する必要があると思ったから。
こういう書き方をするとアレだけど佑芽も学マス内で上位の好きさです。

で、その話をしたいのだけど、親愛度9とか10は明確に「頑張ってここまで来てからみてね」というコンテンツで、特に親愛度10は(現環境では)知識や経験や試行回数を束ねてやっとの思いでたどり着くコンテンツの内容だから、ネット上では直接的なネタバレを秘匿する傾向にある。
キャラが行き着く先が詰まった一番味が濃いところだから、そこがぼんぼこネットに漂流してたらプレイ体験を損なうからしょうがないのだけど、でも一番味が濃いところだからみんなと話したいのも確かだ。

だから、ごめんけど、ふんわりと親愛度10までに関する話をします。

以下にこの記事のネタバレに関する注意書きをしておきます。

・篠澤広の親愛度9までの話をそこそこしっかりします。全部語るわけじゃないけど「犯人はヤス」クラスの芯に触れます。
・広の親愛度10の話をふんわりとします。もし学マスをプレイしていて自力で親愛度10を踏んでいないけど読みたいという人には、この記事は読むだけで全容がわかる程明確にビシバシ要約はしないけど、親愛度10コミュは絶対に事前情報なしの初見でみた時が一番美味しいという事実を前提に、この先を読むかを決めてください。
・特に「Campus mode!!」をゲーム内で聞く方法を知らない人はよ~~~~~く考え直した方がいいです。





もういいかな?

・「親愛度10」コミュの話

まず親愛度10というコミュの存在に関して。
「俺達は初期のアイマスへのリスペクト、ギャルゲとしての側面のアイマスを作りてえんだ」という熱意の現れのように感じた。
デレマスやミリマスのような、明確なエンディングを作れないアイマスじゃなく、アケ箱のような育成の末に個別エンディングを迎えるようなアイマスを、そして老若男女に様々な楽しまれかたをしている今のアイマスじゃなく、今より「オタク」という言葉が重く狭く用いられていた頃に「ギャルゲ」として遊ばれていたアイマスを作りたい。
だから当然、一番いいEDを迎えたあかつきにはアイドルからでっけぇ矢印がこっちに向かってくるトゥルーが待ってるものだろ?そういう意思を感じる。
多分その流れで、Campus mode!!もゲーム内ライブで使うことをおそらく考えていない、ゲームのED曲の雰囲気がプンプンに匂っている。俺の感性だとどう考えても観客のコーレスじゃなくスタッフロールが流れていて然るべき曲だ。箱マスのまっすぐみたいな。まっすぐはプレイアブル楽曲だけど。

「学マスも昨今のゲームのように主人公を男女選べるようにしてほしい」という主張も初期に散見された。デレマスの頃からある要望だし、実際ミリマスの新モードは男女選択可(選択しない事も可)となったが、こと学マスにおいてそれは用意されないだろう。学マスのPはプレイヤーとアイドルの意思疎通をスルーパスするための舞台装置ではなく、アイドルと絆を深めるギャルゲの主人公であり、彼自身もアイドルに向けてでっかい感情の矢印をぶつけるキャラクターの一人だからだ。
別にアイドルと結ばれてキスをするのがゴールではないが、信頼や友情を超えた特別な関係になることをゲームの目標としているゲームの息吹は確かに感じる。
ときメモや東鳩の主人公が女の子だったらゲームが成立しないように、それぞれが(これまでと比べて)年の近い男性であることを前提としたシナリオなのが学マスPだと思う。

ただしこの主張は最初に親愛度10に達成したのが広だからであり、他のアイドルから入ったら多少違う印象だった可能性はある。
広Pの親愛度後半のはっちゃけ具合とぶっちゃけ具合は学マス全体のPに対する印象とは大きく異なり、彼がゲーム内でも外れ値的な存在であることを示唆している。

・篠澤広シナリオの話

まずPのキャラの濃さなくして広シナリオは語れない。
二次創作だけみてる人はドSのメガネ男みたいな先入観を持つかもしれないがそういう意味の濃さじゃない。ただそういう先入観を持っていた方が絶対面白いので改めなくていい。

広Pの個性が爆発するのは親愛度8のコミュ。
常識的に考えて、絶対に無理な提案を広から受ける。広は自分が苦しむのも好きだがPを苦しめるのも絶対好きだ。
「なんとかしましょう」と広P。おお、そいつは頼もしいい。
その後一人で机に向かい「なんとかすると言ってしまった…!ぐうううううう!」お前どうしちまったんだよ。
手毬Pとは別ベクトルの苦しみ方をしている。だって広Pはわりかし自業自得だから。

「なんとか」するためにとったPの手段。それは信用と信頼を掛けてのゴリ押し。言い換えると己のプロデューサー人生と夢をBETしての一発勝負。住居と車を抵当に入れてオール・インを宣言するような蛮行に及ぶ。

大事な前提条件なのだが、篠澤広のシナリオは他のアイドルと比べて到達点が低い。「普通の」レッスンが出来るようになるのが親愛度7の段階。親愛度9コミュで全アイドルライブをする(『初』のサビだけ流れるアレ)が、広のライブはかなり小規模な内容。しかも彼女のアイドルとしての能力はそれにすら十分じゃない状態。
そんな広への一点掛けはキョウスケ・ナンブもドン引きの分の悪い賭けであり、それでいてリターンもオジュウチョウサンの複勝くらい薄い。
これには流石の広も「なんでいまのわたしに賭けちゃったの」と引く。でも笑顔。
お前ここで自分がトチったらここまで連れてきてくれた目の前の男の人生がめちゃくちゃになるってわかってヘラヘラしてるのか?
絶対分かっててニコニコするような子だよ。

そしてなんでそんな無茶をしたかといえば、TRUEエンドからものすごく要約すると「惚れた弱味」だった。この辺から、俺はこのPのことが、俺の分身としてでも舞台装置としてでもなく、一人のキャラクターとして好きになった。
あんな冷徹無慈悲な振る舞いしといてこいつ。しかもあの時にそんなこと思ってたの?
今思えばそうだわ。こいつ広の事プロデュースするつもりなかったんだ。他のアイドルは「プロデュースするぞ!」って接触してるのに。
佑芽みたいに未知の存在じゃなく、事前知識として「こいつのプロデュースするやつ大変だろうな」って事前知識まであって。それなのに、偶然目にしてなんやかんやでプロデュースするの決めてたわ。

リターンの薄いオールインをしていたのは親愛度8の段階じゃない。親愛度1(出会い)の時点でそうだったんだ。
プロデューサー科に在籍している以上「トップアイドルを育成してやる」という夢はあるはずなのに、トップアイドルに至る余地のない広のプロデュースを引き受けていた時点で、艱難辛苦が待ち受け、そして自らの夢が叶わなくなるのを承知で契約してたんだ。こいつの人生はとっくにめちゃくちゃになってたんだな。

それを聞いたさしもの広も罪悪感を感じる表情を浮かべていた。
私のせいで夢が叶わなくて、それでいいの?と。
そしてはっきりと、
「篠澤さんとの日々の方が、夢よりずっと価値がある」と。

みなさーん!!!こいつ男です!!!
「アイドルマスター(称号)を目指すプロデューサー」としては失格だけどギャルゲの主人公としては最高にかっこいい男です!
お前のような男の為に文字送りしたりカードをシャカパチしてやれる事を誇りに思うよ俺は。

そして親愛度10コミュの話。
改めて、プロデューサーの口から、広のプロデュースは撤退なんてハナから考えていない初手オールインな事が明かされる。まぁどうやったって途中で契約切るような奴ではなかった。
そして「アイドルになろうとした」きっかけの話に。
「アイドルが一番向いてなさそうだから」と動機を語る広に対しては稼働前からツッコミがあった。絶対引越し業者とかのほうが向いてないだろとか。

それへの答えはこれまでに語られていて、「アイドルという職業はどんなに成功しても安定も安泰もないから」という事だった。成功したからそこで終わりではなく、ずっと苦労し続けないといけないからと。

でもここでプロデューサーからその事に指摘が入った。
「そんな仕事他にもない?」と。それ触れていいんだとびっくりした。「いやアイマスなんだからアイドルにならんと駄目でしょ」ってメタなやつかと思ってて。

そこで「もう一つのアイドルを目指した理由」が明らかになる。
理由は「2つ」あったッ!

これがさ……な?言わないけどさ、な?見た奴だったら理解るよな?
いいんだよ……

奇想天外な新事実が明かされるとかではない。ごくごく「普通」の理由。
なんだけど、「ああ、それなら確かにアイドルになるべきだ」と納得させられると同時に、篠澤広という異色の存在が、ここまで来た動機も思考も行動も理外の彼女の口から、まさかそんな「普通の理由」が出てくるなんて欠片も思ってなくて、

効くんだよな……


やべ、本当は咲季と佑芽の親愛度10の話もするつもりだったのに文字数が定期更新のマガジンとしてはあまりに膨大になってしまった。二人の分はいつか書きます。

あと全部書いちゃった。有料部分用に書くこと残ってない。
でもこんなの読み始めて最後の方で「続きは有料!」って言うのは俺が納得しないから。
今回の有料部分に書いてるのはしょうもない事なので「もっと学マスの話を読ませてくれ!」って単発課金しても得るものは少ないと思います。

【今日の裏メニュー】
ちょこザップで学マスしてる

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