勝手に解説くん!(TGU X SEA Major Thailand 2019)
どうも、ストーム久保です。
最近どうにも横文字を使いたくて仕方ありません。
特に使いたい言葉は「リスクヘッジ」です。
意味はよくわかっていませんが、響きがカッコいい。
絶対に日本語で言った方がわかりやすい意味なんでしょうけど、口から発したときにある種の快感を感じているの気がします。
長い言葉を一言に省略するほかにも、そういうのが横文字の魅力かもしれませんね。
前置きとは全く関係ないのですが、みなさんはゲームセンターによく居た「解説くん」をご存知でしょうか?
「解説くん」とは
ゲームセンターで人のプレイを後ろから見ながら、そのプレイやゲームに関することを周りに解説する人のことです。
解説くんの特徴として
・実際にはゲームをプレイしないことが多い
・間違った知識も披露する
など、かなり浅いのが挙げられます。
私も昔、ゲームセンターでプレイしていたら、後ろから間違った知識を友人に話してドヤっている人に張り付かれたことがあります。
そんな経験からまったく解説くんの気持ちが理解できませんでした。
そかし、私も老いたようで今では解説して、知識を浴びせてドヤりたい気持ちがあるようです。
なので、今回は先日タイ・バンコクで開催された
CPTアジアランキング大会「ThaigerUppercut x South East Asia Major Thailand 2019」で起きた試合を解説くんしたいと思いますので、宜しくお願い致します。
ThaigerUppercut x South East Asia Major Thailand 2019
アーカイブ
板橋ザンギエフ vs ガチくん
アーカイブ 04:04:00頃
「DNG/ ITABASHI ZANGIEF」(ザンギエフ、アビゲイル) vs「RB/ GATHIKUN」(ラシード)
1試合目は、板ザンさんがザンギエフを使用していたのでNo解説くんです。
【2試合目】
〇1ラウンド目
板ザンさんがアビゲイルにキャラクターを変更。
開幕から飛んできたガチくんを、冷静に立ち弱Pで落とした板ザンさん。
対空から自分の流れに引き込んだようで、そこからフープと下大Pを駆使して前に出る動きを続けることでガチくんを画面端に追い詰めることに成功します。
端に追い込んでからも通常技で削っていきますが、レバーミスで出てしまった立ち大Pが空振りしてしまう。
直前の下大Pが空中ヒットして、慌てて大フープを入力して暴発した?わからないけど、解説くんなので続けます。
立ち大Pの空振りに対して、ガチくんがコパン弱ミキサーを刺してから流れが一転します。
試合の流れが変わった瞬間
そこからVT2を絡めた起き攻めが通って、まず1コンボ。
その次の起き攻めで通常投げが通って、逆に板ザンさんが画面端に追い込まれます。
そのまま端から出られずに板ザンさんがラウンドを落とすことになりました。
ラシードのラインを押す力と攻め継続力が最大限まで発揮された、そしてガチくんの判断が早かったラウンドでした。
体力差と画面端の状況を考えるに、板ザンさん側はVトリガーをどこかで発動してチャンスを作らなければいけない場面なのかなと。
そしてそれをガチくんは察していたようで、板ザンさんがVトリガーを発動させてチャンスを作るのを阻止するために最後の方は執拗に投げを仕掛けていたかもしれません。
もしVトリガーではなくVリバーサルにゲージを回して事態を好転させようとしても、ガチくんが勝つ選択肢。
VトリガーとVリバーサルのどちらで足掻かれても、大丈夫な選択肢を取っているように見えました。すごい。
〇2ラウンド目
ガチくんが1ラウンド目の流れをそのまま持ってきたかのような、激しい攻めから2ラウンド目は始まります。
気がつけば板ザンさんは画面端に追いやられるのですが、これが板ザンさんではなく、私でしたらこの時点で折れていたかもしれません。
1ラウンド目の良い流れから一気に負けてしまい、精神的にダメージをくらった状態で続いた2ラウンド目はすぐに端に追い込まれる。しかも1試合目は負けているので、このラウンドを落としたら敗退という、崖っぷちな状況ならなおさらキツイはずです。
しかし、さすがは板ザンさん。
冷静にコパンとコアシのリーチを活かして押し返し、なんとか画面中央まで押し戻します。
そこでガチくんは弱ミキサーで牽制技もろとも巻き込んで端に追い込もうとしたのか、中距離から弱ミキサーを放ちますが、弱ミキサーの発射と同じタイミングで板ザンさんは前ジャンプをします。
そして弱ミキサーの着地場所を考慮して、めくり判定がある「ジャンプ中K」を出しました。
この手前にも、後ろにも着地しそうな微妙な距離を、しっかり両対応のジャンプ中Kに変えている。すごい。
この弱ミキサーの着地に確定させたジャンプ中Kからコンボを決めて、体力差を作ることに成功。
そのおかけで余裕のある選択肢をとることで、2ラウンド目は板ザンさんが勝利しました。
○3ラウンド目
序盤はお互いに牽制をしてジリジリとした対戦でしたが、板ザンさんの前ジャンプに対してガチくんが中ミキサーで対空して試合が動きます。
対空後に画面端でガチくんが一気にダメージを奪って体力を半分ほどまで減らして、さらに攻め継続。
そのまま気絶、そしてフィニッシュまで行ってもおかしくない状況でした。
そんな状況でも相変わらず冷静に事態を好転させるべく、板ザンさんはプレイします。
攻めてくるガチくんに対してコアシで暴れます。
コアシがカウンターヒットしたのを確認して、カウンター限定コンボのコパンEXアビゲイルパンチで相手をぶっ飛ばして画面端から脱出しました。
板ザンさんのアビゲイルはコアシで暴れるのが上手い!
端から脱出後も、再びガチくんに押し返されて端に行くのですが、負けじと再びコアシ暴れからVトリガー2を発動してコンボを決めて画面中央へと戻します。
試合の結果を変えたコアシ暴れ
あそこでコアシを通せなかったら1ラウンド目のように、Vトリガーを発動することができずに負けていた可能性が高かったでしょう。
きっかけを得た板ザンさんは、そこからCAを絡めたコンボで体力差を無くすことに成功します。しかし、CAゲージの差がプレッシャーとなる状況にもなっています。
ラシードのCA単体では削りきれないとはいえ、CA前に技を一つ挟めば充分削りK.Oを狙える状況。普通なら超不利な状況ですが、このときは特殊でした。
アビゲイルのCAが画面中央よりも端に近い位置でヒットしたので、CA後の状況が良かった。
ガチくんが後ろに下がるスペースが少なかったのです。
この状況だと、アビゲイルのコパンをかいくぐって通常技、特殊技、必殺技からCAを当てるor削り切ることが厳しいです。
画面端に到達、残り体力コパン一発分の状況。アビゲイル最強状況。
板ザンさんのすごいところはいくつもありますが、普通のプレイヤーなら焦って仕損じてしまう状況でも冷静に徹底したプレイができるところは特に真似したいです。
徹底してコパンを振り続けて、ガチくんの削り目的のイーグルスパイクを潰して2試合目を勝利しました。
我慢強さ、徹底っぷり、チャンスを狙う力、すごいです。
板ザンさんもガチくんも凄いプレイヤーで、お互いに一瞬の間に様々なことを考えて、行動に移して戦います。
この試合を見て、私も二人のようなプレイヤーになりたいと思いました。
なら解説くんしている場合じゃねぇ!やらな!
ということで、3試合目は飛ばします。
解説くんと言って好き放題書きましたが、実際は対戦している人にしかわからないことだらけなので間違っている部分が多いかと...
これ以上ドヤるのは、いろいろと危なそうなのでここらへんにします。
俗にいう「リスクヘッジ」ですね!
久保でした。
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