身体的なベストは20代前半で出産だけど現実的ではない

精子、卵子ともに加齢とともにその質が低下傾向にあることがわかっており、特に影響力があるのは卵子の質の問題が大きいのです。

女性が持つ卵子の数は一生涯で決められています。

年齢を重ね、排卵するたびに卵子の数が少なくなっていく一方、精子の方はというと、毎日作られるためなくなる心配がないのです。

人間の身体の作りから言うと年齢の若いうちに子どもを作ることが良いとされます。

しかし、それが今の時代でベストな選択かと言うとそうでないという考えを持つ人も多くいるジェンダーギャップ、男女平等、自由な時間、経済的問題など複雑に交わりながら、男女ともに初婚年齢が時代とともに上昇し、それに伴い女性の第一子出産年齢も上昇してきました。

今僕たちが生きるその時代の中で「早く結婚して早く子どもを作ろう」というのはなかなか難しいのが現実です。

また、もう一つ念頭において置かなければならないのが、何事も問題が起きてから対処するのは時間も労力もお金も掛かるということです。

運命の人だと思ったら違ったというのはよくある話で、人と人との出会いは一期一会だからいつ運命のパートナーに出会えるかは誰にもわかりません。

しかし運命の人に出会っていつ結婚するかもわからない状況で、待ち続けることがリスクになることも男女ともに認識する必要があると思います。

不妊治療を行うとなれば、治療内容によって治療費や治療期間も様々です。もちろん身体の状況の程度が重いほど時間もお金も掛かります。

病気になってからの治療は負担が大きいが、事前に着々と準備を進めていれば負担を軽減することができると思います。

その「準備」がほとんどの人には何をしたら良いのかわからないというのも現実問題としてあります。

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