圧倒的情報不足、中学校時代から性教育の時が止まっている
今でこそ不妊治療についての話しをするようになりましたが、治療開始前はほとんどと言っていいほど不妊に関する情報はありませんでした。
名前を知っている程度です。勝手なイメージですが、なにか子どもが出来づらい体質なんだろうなとか、女性の身体になにか問題があるのかなとか、今思い返すとあまりにも情報不足で非常に恥ずかしい状況だと思います。
感覚的なところになりますが、女性の方が「子どもを作ること」の意識が男性よりも断然高いように思います。実際に僕と妻との間で情報格差はあり度々衝突することも…。
僕の中の性教育は中学校のときから1つも動いていません。
保健体育の授業だったと思いますが、教科書の「図」や「絵」を見ながら学びました。その内容も身体の仕組みや月経、勃起、性交など文字通り教科書的な内容に終止していたと記憶しています。
テストでは正しい答えが求められるのでそのための勉強しかしてこなかったのが正直なところです。
それ以降、性教育という言葉はもちろん、それに近しい経験は皆無で学校という谷に性教育を落としてきたと言っても過言ではないくらい何も関わりはありません。
僕はこの深い谷こそが、現在の不妊という状態を問題にしている入口だと考えています。中学校のときに止まった性教育の時計をいつ動かすのかが、これからの不妊や少子化についてのカギを握っているとも考えています。
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