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ご挨拶

はじめまして
七海武広と申します

人生の折り返し地点を迎えた辺りで振り返ると
店長歴は13年
これが良いことなのかは置いておいて・・・
13年も店長をやっていれば、かなりの数の人間と関わります
会社の同僚や店舗のスタッフ
お客様、業者の方、路面店なら近隣店舗
複合商業施設なら施設元の関係者や同業のテナントの店長
他にも、面接に来た方とかも合わせると数えきれない人数です

それだけ知り合った人間の数が多くても
関わりがない職の内々の話などは、なかなか知る由もなく
自分の知らない世界はまだまだたくさんあると思います

たまに自身の経験談を、お話すると
えっ!?そんなことあるんですか?という反応で
ニュースにでもならないような話なら
まず耳に入ることは無いと思います

そこで、このNОTEを使って
経験した話を伝えることで誰かが何かを得ることが出来るなら
と思い、始めることにしました

血液型は THE B型
性格は変に真面目
いつか痛い目を見そうな嫌な正義感があり
感情をコントロールしながら生きています(笑)

まずは店長になった経緯を簡単に、ご説明

大学を卒業しても、就職はせず
アルバイトとして働いていました
両親は離婚していて、母親に育てられた一人っ子
父親や兄弟がいないため
仕事とはこういうものだ、みたいな話も聞けず
今の時代ほど転職が当たり前ではない時代だったこともあり
正社員になったら一生働く場所
みたいな勝手な思い込みが就職を遅らせてしまいました

そんな世間知らずが、ある店員さんと出会い
物販ではありましたが
欲しい商品の説明を詳しくして下さる
そんな熱心な接客に
こんな仕事もあるんだ!!!と思い
人と話をすることが嫌いではなかったのと
正しい知識で商品を説明し
納得して召し上がる、買っていただく役に回れる
これかも・・・と思い、就職先を探し始めました

そして
某大手外食チェーンの
フランチャイズを経営している会社に就職し
無事、社会人をスタートしました

その後、いちスタッフとして3ヶ月働いたのちに
某大手外食チェーン主催の店長研修に合格
社会人デビューから
わずか4ヶ月で店長になってしまったのですが

店長になりたかった、というわけではありませんでした
ほとんどの飲食店では社員は店長のみ
スタッフは
全てアルバイトで運営しているという現実を知らなかったのです
働いていくには店長になることが必須でした

面接時に自ら、店長にという話をしたわけでもなく
細かく言うと
いずれなってもらうかも、というニュアンスで聞かされたくらいで
雇用する側も、人となりもわからず
【前任店長は解雇だったこともあり】
少し働いて様子を見てからと考えていたのでしょうが
店長の話を聞かされてからは、とんとん拍子に話が進みました

この某大手企業ではフランチャイズでも
店長研修を合格し卒業しないと
店長と名乗らせてもらえない契約で
受けざるをえない研修でもありました

その店長研修では
店長とは、店長とは、店長とは、という店長論を聞かされ
1日で覚えきれないような課題を与えられ
仕事ができる店長とは、という理想論も叩き込まれ
2週間毎日、前日の復習の筆記試験を受けて
すべてを100点取れればクリア、取れなければ再試験

君ならやれる、店長として必ず成功するという
洗脳にも似た自信を少しずつ、つけられて

最終日
あなたに店を託します、店を宜しくお願いします
という呪いの【もとい】祝いの言葉をかけられて
送り出されます

結構厳しい研修だったので泣く者もいます
もちろん頑張ったという感動の涙です

そして店長として長いキャリアがスタートしました

社会人デビューして間もない世間知らずが
理想論を詰め込まれて自店に戻り
店長として見る生の店は
研修前とは、少し違う景色に見えました

研修前に見ていたスタッフの姿は
研修後の自分には違った姿に見えました

ここから店長として毎日
自分に対してQ&Aで
自分自身に禅問答する長く険しい闘いが始まります

お客として、スタッフとして店を見ていてもわからない
店長だからこそ知れた裏側
店長だからこそ知れた現実
店長だからこそ知れた喜怒哀楽を、お伝えできればと思います

飲食店や小売店に興味のある方や、これから働こうと思っている方
今は一般社員で今後、店長を目指している方

そんなこともあるんだという事実を伝えたい
どちらかというと大変な現実を伝えたい

自慢ではなく、こんなこと経験した店長いる?と
思えるほどのたくさんのたくさんの話、あります。

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