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インボイス制度に関する地方議会の採択状況【STOP!インボイス調べ】

インボイス制度を考えるフリーランスの会は、各地方議会・地方自治体のホームページなどを利用し、全国の約1700の自治体のインボイス制度に関する陳情・請願の採択状況を独自調査しました。

その結果、2023年8月末までに合計367自治体で「インボイス制度」の中止・延期・見直しなどを求める意見書の請願・陳情が採択されていたことがわかりました。

請願・陳情は、①「制度の中止・延期・見直し」を求めるもの、②「シルバー人材センター」に関する制度の見直しなどを求めるもの、③「地域農業」に関する制度の見直しなどを求めるものの3つに分類できました。

については250自治体で採択。そのうち5割弱の121が全会一致でした。
については115自治体で採択。そのうち7割弱の100が全会一致でした。
については2自治体で採択。いずれも全会一致でした。

2016年に法案が通っていたのに「今になってなぜSTOPなのか?」「もう決まったことだから」とよく言われます。しかし、ことの重大さを伝える報道がされてきたでしょうか?
周知が充分にされていない中、それでも地方議会に陳情・請願が出され、全国の自治体の2割を超える議会で採択されていること、また、地方議会でも与党比率が高い傾向にありながらも「全会一致」の割合が高いことは特筆すべきでしょう。

地方議会からも警鐘を鳴らすべきと考えた市民、地方議員が多く存在していることを、この調査結果が示しています。
そして、想像してみてください、この採択数の後ろには不採択だったもっと多くの自治体があり、陳情・請願に時間と労力を注いだ数多くの市民がいるのです。

「STOP!インボイス」では、インボイスを止めるための「全国お手紙リレー大作戦!」を企画し、2023年5月までに【全国1650の地方議会】に陳情書を送りました。この陳情書の作成には与党の地方議員が携わりました。そして、31の自治体で採択されたことも、ここに報告しておきます。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

「STOP!インボイス」では、今後も採択される地方議会を増やすために活動していきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

「全国お手紙リレー大作戦」の詳細は、こちらの画像をクリック!

※調査には慎重を期していますが、間違いなどがあった場合はご指摘ください。速やかに訂正します。
※サイトの更新状況・情報範囲の違いなどから、最新の採択状況が漏れている場合があります。予めご了承ください。
※数字は2023年8月末現在のものです。



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