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制度開始一ヶ月の実害を踏まえた 適格請求書等保存方式(インボイス制度)の 運用停止・中止・廃止を求める要請書

2023年11月13日 インボイス制度を考えるフリーランスの会

インボイス制度を考えるフリーランスの会では、適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度の開始1ヶ月を機に、オンラインによる緊急意識調査を行った(調査期間:23年10月20日~31日)。わずか11日間の募集期間で免税事業者、課税事業者、会社員、経営者などから集まった声は約3000件におよび、自由記入欄とした「制度開始で不安に感じていること」へのコメントには約2000件の声が寄せられた。

本調査では、インボイス制度開始によって会社員を含む回答者全体の約7割が「事業の見通しは悪い」「廃業・退職・異動も検討」と、マイナスの影響があると回答。インボイス発行事業者である/なしにかかわらず、同制度が仕事や暮らしに悪影響を与えている結果が明らかになった。

我々は、今回寄せられた不安や実害の声を以下の6つの問題点として整理した(以降、枠内は本調査に届いた声を一部抜粋して記載)。当会は21年12月の活動開始より一貫して、以下の点について問題を訴え、見直しを含めた中止・廃止を度々、政府・行政に呼びかけてきた。危惧が現実のものとなった今、この6つの問題点を是正できない限り、インボイス制度の当面の運用停止・中止・廃止を改めて要請する。

財務省・国税庁・公正取引委員会、中小企業庁の皆さまにおかれましては、本要請に対する見解を、2023年11月22日(水)までにご回答いただけますよう、お願いいたします。


※以下は、実際に2023年11月13日の記者会見で、各省庁宛にお渡しをした「要請書」の画像になります。

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