宇宙で圧倒的に強大な存在と戦わねばならないが、勝ち目はない。「せめて子どもたちには見えないところで殺してあげましょう」と奴は言う。なぜか手に持ったマグカップから最後に珈琲を一口。遠目に盛んに戦火が見えるなか、自分がこの世で見る最期の光。「…さようなら」子どもたちの横で目を覚ます。

夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。