廃工場のような所に数人でいる。サイレンのような音が鳴ると、嫌な臭いのする汚水が工場に流れ込んできて、逃げ惑うしかない。一人、また一人と水に飲まれて姿を消していく。何度目かのサイレンのときに、とうとう自分も水に飲まれそうになって「つかまれ!」と手を差し出されたところで目が覚める。
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夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。