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しびれる敗者復活戦の復活!M-1グランプリ2023敗者復活戦の個人的な感想

視聴者投票になってから、イマイチ盛り上がりに欠けていた2015年以降のM-1グランプリ敗者復活戦。
2015年に復活して優勝したトレンディエンジェルが、
「正直6番目くらいのウケだったけど、テレビに出ているのが自分たちとナイツさんくらいだったから、イケるかも?と思った」
と言っていたように、ガチンコが売りのM-1においてただの知名度投票、人気投票に偏りすぎてしまっていたから、そりゃそうなるだろうなぁと。

むかしみたいな、しびれる敗者復活戦が見たい。
サンドウィッチマンやオードリーが出てきたときみたいな、ドラマチックな展開が見たい!

そう強く思っていたら、2023年、ついに敗者復活戦のルールが大幅に変更されました。
うれしい~!
早くそうすれば良かったのに。そうしたら、プラスマイナスや金属バットもきっと決勝に行けたのに。

実際、想定以上のおもしろさでした。
何なら決勝よりおもしろかったかも……?と思うくらい。

今回、準決勝を現地観覧できたわたしが感じた例年との大きな違いは、準決勝からネタを変えて臨んでいるコンビが多かったこと。
2022年なんて、準決勝と敗者復活でネタを変えたの、令和ロマンとダンビラムーチョくらいだったのでは。
それくらいみんな諦めモードだったのに、今年はワンチャン狙った本気モードがすごくて、見応え満載、テンション上がりまくりの敗者復活戦でした。

Aグループ

ママタルトがロコディに勝ったり、そのママタルトをラストイヤーのヘンダーソンが敗ったり。これぞガチ、ガチ中のガチ、マジでガチな展開が続き、めっちゃくちゃおもしろい。
気合いが入ったヘンダーソンの漫才を見てるだけで泣きそうになりました。
個人的にはヘンダーソン、準決勝でもウケていて、いったのでは?と思ったけどなぁ。
あと誰も話題にしてないけど、トップバッターの崋山もおもしろくて好きでした。

Bグループ

わたしの激推し、鬼としみちゃむが!!
準決勝では正直つかみがピークだったので笑、ネタ変えてほしいなぁと思っていたらやっぱり変えてきました。
鬼しみは、
「おまえはその程度の発想力やから、ツッコミなんやで」
が最高です。
すべての漫才にこのくだりを入れて欲しい。
あとツカミが好き。鬼沢さんのセリフを言い終わったあとの表情も好き。
トムブラウンのインパクトがすごくて、その後出てきたエバースのネタがほとんど入ってこなかったんですけど、審査員のお客さんはちゃんと冷静に判断していてスゴイなぁと思いました。

Cグループ

準決勝でこのネタしていたら、最初から決勝行ってたんじゃない?
と思ったシシガシラが本当におもしろかった!
ラストイヤーのななまがりも準決勝からネタをガラッと変えてきて、勝負に出た感じがひしひしと伝わり最高でした。
ななまがりはどちらかというとコントだと思うので、今後キングオブコントの決勝で見れたらうれしいな。
余談ですが、年始に新宿警察署一日署長をやっていて、そのときのXの写真がとっても良くて癒されました。

良い顔してる〜笑

待ち受けにしようかな。

まとめ

去年までのシステムだったらシシガシラが勝ち上がることはなかったと思うし、まさにしびれる展開でしたー。
ヘンダーソンがいけなかったのは悲しいけど、それもドラマなのかな……と思ったり。

従来のドラマチックな敗者復活戦が還ってきた気がして興奮しています。
毎年これが見れるなんて最高では?
(見れるよね?ことし大丈夫?とちょっと不安になってきたけど)

従来、大井競馬場でやっていた頃も公表はしてなかったけど、観客に投票させてたんですよね。
オードリーは「システムの漫才だから、どんなにウケても決勝には上げない」と予選の審査員に言われていて、しかし敗者復活戦の国民投票で勝ち上がった。
つまりはこの「観客が選ぶ1枠」制度がなかったら、オードリーが世に出ることはなかったかもしれない……
と考えると、本当にしびれます。

だから視聴者投票より、あの寒空の中、高いチケットを取って見に行くほんもののお笑いファンに投票させたらいいのに!
とずっと思っていたので、M-1オタクとしては本当にうれしい敗者復活戦のルール改革となりました。

決勝の感想は、また別途書きたいと思います。

おまけ
ニッ社のネタがもう1度見れてうれしかった。
速攻で負けたけど笑。
わたしはめちゃくちゃ好きです。

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