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みんなと好きなアニメの話をしたい。【PSYCHO-PASS 1期】

(ネタバレあり)

調べてみたらもう7年!も前にやってたアニメなんですね。
■世界観が全く荒唐無稽ではない(いや、そんな未来にならんでしょ、とは全く思わなかった。十分実現可能)
■キャラが魅力的すぎる(全員キャラが立っている)
■ラスボスである槙島聖護が美しすぎる(外見の話ではなく、存在感や考えている中身、セリフ)
■セリフがいちいち詩的(もちろん良い意味で。決して読書家ではない自分にはあまりに難しい言い回しが多いが、それが心地よくさえある)
■OPとEDの楽曲のセンスが控えめに言って最高(これは1期に限らず、3まで含めて全部好き)

1期〜3期までありますが、1期が抜群に面白かったです。
特に、悪役が。
槙島聖護のような信念と美しさ、嫌味を感じない高すぎる知性を併せ持ったキャラクターにどうしようもないくらいの魅力があります。私個人としては、槙島に共感する点はほとんどありませんが、何故に惹きつけられるのか未だに良く分かりません(CV櫻井さんの声の魔力だろうか)。
そして、槙島聖護を追いかける本作品の主人公の一人、狡噛慎也のカッコ良さ、これも最高クラス。そしてヒロインと言うよりは主人公、常森朱ちゃんのあどけなかった第1話からの成長ぶり。
そして彼らを支える宜野座、征陸のとっつぁん、六合塚、縢、唐之杜などの脇役たちも存在感が凄い。

良い作品を形作るのは良い主人公だけではなく、むしろ魅力的な悪役と脇役が必要、ってことなんでしょうかね。
僕はまごうことなき男ですが、男から観てカッコいい男を描いていると思います。

ちなみに・・・
本作品の根幹となるシビュラシステムについては、少し解釈を変えて自動裁判システム、というものにするならば、十分実現可能と考えています。
基本構想としては簡単で、法令・告示・通達などを全てプログラミング言語で書いてしまい、発生した罪状に合わせて計算するだけです。
(実際に法令のプログラミング言語化の研究は事例がある)

ただ、現行の法制度は量刑や法の適用範囲などできるだけ曖昧な部分を残しているために(情状酌量なんてその代表例)、今のままでは実現不可能です(法令の最上位である憲法からして解釈をたくさん織り交ぜて運用しているし・・・)。
したがって、シビュラシステムのような世界を実現しようと考えると、法制度の考え方の根本から見直す必要はありそうです。
ですが、誰の目にも明らかな犯罪など、裁判も含めた高速化、というところでシビュラシステムの原型として構築を考えて欲しいですね。

例えば、ブラック企業の経営者はみんな犯罪係数高くなりそうですよね。法を逸脱している訳で・・・

何はともあれ、自分が観ていて
コレは近未来に実現出来そうだぞ?そんな時代が来たら、自分はどのように生きていくんだろう?
と考えさせてくれるSF作品として一見の価値は間違いなくあります。
是非ともご覧あれ!

書いてて非常に楽しかったので(読む人は置いてきぼりだろうけど)、「好きなアニメの話をしたい」はシリーズ化したいな。。。

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