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平日の昼下がり

平日の昼下がり
天気は程よく晴れている
世間の人は
土日休みが一般的だが
オレは平日休みだ。

平日休みはいい!
ひとりで、行動が出来る。
協調性のないオレにはピッタリだ
誰にも縛られない時間が
そこにはある。

せっかくの休みだ
今日も、何かを
成し遂げようと
奔走している。


オレはいま、急いでいた。
「マズい、約束の時間に間に合わない!」

予想より、道路が混んでいて
思うようにクルマが
進まなかった。

余裕を持って行動出来ない自分を
オレは、呪いたくなる。

いつもより、平均速度を
10km/hほど上げて
少しながら、無茶も承知で
アクセルを踏み
なんとか、時間までに
目的地にたどり着いた。


「警察がいなくて、良かったな。」
素直に、そう思っている。

オレは、
駐車場に停めるために
2回ほど切り返しをして、

クルマを駐車場の
ラインに合わせ
まっすぐになったことを
確認してから
輪止めまで、
クルマを下げ、

そして、クルマを降りてからは
車のロックをするために
ワイヤレスキーで操作をし、
ハザードが、一回点滅したことを
確認してから

急ぎ足で
目的地へ向かう。

目的地は
アパートの一室、

レンガ造りの壁で
3階建て
それほど、
古さを感じさせない
雰囲気のアパートだ

「家賃は六万くらいか?」
「そして、駐車場は、
         1台5000円といったところか。」

時間に間に合ったこともあり
少し、心に余裕も
出来ていたようだ。
関係のないことばかり
気にしてしまう。

オレは目的の部屋に着き
インターホンのボタンを押した、

ピンポーン!

今日も、ここで
オレにとっての
戦い(笑)が、始まる・・・。


そして、この物語は
             「扉を開けて」に
                            続いてゆく。

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