こだまさない

曇天 瓦礫のような山の頂
誰かの大切な人が
横たわっているのが目の端にうつる

どうすれば正しくあれたのか
そんな問いが虚しく思えるほど
世界は間違え続けていく

おーいと呼んでも返ってこなかった
ただ破裂音が鳴る
そんな未来ばかりが見えて

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