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[コラム]相当とは('20/7/31)

最近仕事で外出することもあり、外でランチする機会が度々ある。私はどちらかと言うと、中華とかアジア料理でスパイスの効いたパンチのある食べ物が好きなので、夏に冷房効いた中で汗かいてヒーハー食べる唐辛子は、ストレス発散にもなって健康に良いと信じている。

そんな時に、初めて入るレストランでよくある困ること。
「麻婆豆腐定食お願いします。」
「かしこまりました。 辛さはいくつに致しましょうか?」
ここで、いつも困る…
どうやら、辛さは1から7まであるようだ。3のところにマイルドと書いてあるので、きっとこれがチョットピリッとする程度の唐辛子なんだろう。5が、「相当辛い」と書いてあって、7は「地獄レベル」だそうだ。とすると、辛いのが得意な私は、5とか6でイケるはず。7だって正直なところ自信あるけれど、万一この知らない店で本当に地獄に行く事になるのは、この段階では避けておきたい。
そうすると段々絞られてくる。「相当」とはどれくらいなんだろう?このオーソドックスな店構えからして、辛さで積極的に攻めているようには見えない。まあそんなに大げさに考える必要はない感じ。だとすると、選択肢は6。 と判断して、
「6でお願いします」
と、涼しげにオーダーする。内心、5ではなく6に挑戦した自分を誇らしく思いながら。

投資の世界では、「リスク」と「リターン」という言葉がよく出てくる。
なんとなく意味は分かるような・・でも実感として「リスク」ってそれはなんだろう?と思う方も多いと思う。なにしろ「リスク」と「リターン」って、体験はできるものの、体験する前に目にしたり手にしたりすることが出来ないものだから。だから、自分に程よいと思われる(ここは絞り込んだのちに、エイって決めちゃうしかない)商品を選んで試してみるしかない。
それがリスクとリターンで、決してコンピュータがあなたの最適なものを勝手に選んでくれるものでもない。最後は絞り込んだ後に「自分」で選ぶ!

ということで、出てきた麻婆豆腐定食「6」だが、ワタシ的には中辛カレー程度の感じ。全然大辛ではない。地獄の相当手前という印象。まあ、それも経験だから良しとして美味しく頂きながら、我ながら「5」を選んでおかなくて良かったと思ったランチでした。

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