【読書記録】公務員という仕事 村木厚子

要約
厚労省で働いた筆者の経験から、公務員の仕事観や実情からすべての仕事に共通する価値観まで述べた本。公務員は安定ではなく、社会のニーズに応えることを保証された仕事である。

感想
「公務員なかなか悪くはないじゃん」と思えた本。
春にインターンシップをして公務員(管理栄養士)さんと話した。子どもたちのために食育を普及させている情熱がある人。なぜそこまで子どもに捧げることができるのかと質問したところ、

なってみたらいろいろ理解するうちに公務員に認められている保証されているものって、お金とか社会的な立場というだけじゃなくて、頑張っていいんだと思った。同世代が営業の数値を目標に、金額を目標にやっている中で自分たちは目の前の人のためになっていいっていうことを保証された。世の中の人たちってこういう風にしたほうがいいんじゃないかと思っても稼げなかったらやっちゃダメじゃないですか。お金にならないこともやっていいんだっていうところに気づいた時にめっちゃ楽しいじゃんだって。

2022春インターンシップ インタビューより

だから前向きに考えた。本から学んだことを3つまとめて終える。
(15分で終わりたかったけど、90分かかっちゃった。)

○公務員は翻訳家
ーニーズを汲み取り翻訳して制度や法律の形に作り上げていく
誰かに寄り添い合い、できたこと・できなかったことが身近に感じらる予感。人の想いをまとめるのが好きな自分にとっては最高の職?だって誰かのために捧げられる力って大きいと実感しているから。

○組織を俯瞰することができる
人事異動が多いからこそ、場数を踏めるはず。場作りをしたいなら、たくさんの引き出しを持っておくことは必要なのか?また、そこで出会える人の数が多くなるのも魅力。

○もう少し自分の嫌い、好きをみつける時間を伸ばしてもいいかもしれない(休学ではなく仕事をしながらという意味で)
人生「川下り」。あるコミュニティーの人から教わった言葉。君は生き急いでいると誰かに言われた。時間は有限、だけどゆっくり探したい。今の価値観、他に方法はないのか。

公務員という切り口から、今自分コンフォートゾーンにいるのではないかと思えた。しかし、抜け出すの疲れるんですよね笑。キャパを見極めつつ、減らして、新しいことに挑戦できる管理をしましょうか。

得た知識
○社会保障と税の一体改革(社会保障を支え、財政赤字を減らるために消費税を増やす)
○男女雇用機会均等法:1985年
○やりたい人が手を挙げるだと、自己評価の高い男性が職につく
○国家公務員ならば、NPOに兼業できる
○民間への出向も二年ほどある

読みたい本
○失敗の科学ー失敗から学習する組織、学習しない組織

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