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「シャッターフィールが好き」ってだけで愛せる

かつてのボクがそうだったように、カメラの良し悪しをスペックで語る人がいるよね。高速連写ができるとか、爆速AFがあるとか、何千万画素の写真が撮れるとか。誰が見ても優劣がすぐにわかるからスペックで判断するのはあながち間違っていないと思う。

それでもスペックでは表れない部分が魅力的に思う時もあるし、その代表例として「かっこよさ」が「見えないスペック」と言ってもいいのかもしれない。だからこんな記事も書いてみた。

そしてもう一つ、スペックでは表現できないけど、実際に使う人の直感に働きかけてくる部分がある。それが「シャッターフィーリング」なんだよ。

シャッターフィーリングだけで使い続けるX-E2

FUJIFILMのカメラはボク好みの外観をしていてみているだけでうっとりできるんだ。特にX100Vは細部のディテールから全体のバランスに至って、非の打ち所がない素晴らしいカメラだと思ってる。

ただ唯一の不満点はX100Vのシャッター音。レンズシャッター方式だから仕方ないんだろうけど「チッ」っていう舌打ちみたいな音がする。音を変える事ができるんだけどどれも残念な音ばかり。
これが理由でX100シリーズから離れてしまった人もいると思う。(残念なことにX100シリーズ共通の仕様)

そんな中ボクの大好きなシャッター音は同じFUJIFILMのX-E2。このカメラが発売されたのはもう何年も前のことだし、ボク自身が手に入れたのも中古だった。
外観にスレや傷があったから当時としても破格の値段だったと思う。安い中華レンズと一緒に買っても5万円しなかったくらい。

「カシュッ、カコッ」って二段階で音がしてすごくかっこいいんだ。シャッター音がいいだけでこんなにもテンションが上がるだなってびっくりしたくらい。

そしてシャッターを押した時の感覚。これも大事。

X-E2はあまり遊びのないシャッターで押した瞬間に絶妙な振動を感じることができる。まるで一眼レフのミラーアップのように感じるその振動は、シャッター音と同時にボクの写欲を刺激してくる。

逆にシャッターフィーリングが最悪なのがソニーのα7s。世代を重ねるごとにソニーのミラーレス機はシャッターフィーリングがよくなっていったけど、初代α7シリーズのシャッターはふにゃふにゃでちっともしっくりこない。もう少しバネが強く反発力があって、遊びも浅くても良かったかもしれない。
α7sはそんなシャッターフィーリングの弱点以上に尖った性能があるから、未だボクの手元にあるけど、それがなかったら多分手放していたかもしれない。

どんな理由でカメラを選んでもいいんだよね

全てのカメラを使ってきたわけじゅないから、もしかしたらX-E2よりもいいシャッターフィーリングのカメラがあるよ!っていう人もいるかもしれないね。
そんな人はコメントでボクに教えてほしいな。

でも今のボクが持っているカメラで一番ボクとフィーリングが合うのがX-E2だしこれからも使い続けると思うよ。(最近誤作動が多くなってきたから一度修理に出した方がいいかも)

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そんな大好きなX-E2に新しいレンズをお迎えすることができたんだ。ボクにとって初めてのFUJIFILM純正レンズ。XF 56mm F1.2 R APD。

ボクにとっては分不相応なレンズかもしれないけど一念発起して買ってみた。これからこのレンズといっぱいの写真を撮ってX-E2との楽しいカメラライフを過ごしたいと思ってる。

そしてそのシャッターフィーリングをさらに高めるために、ボクはレリーズボタンのアクセサリーを使ってみた。サクラの花びら型のボタンは押すたびに絶妙な触感でボクの気持ちを揺り動かしてくれる。
ちょっと高価だけど気になる人は試してみてほしいな。




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