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(日記)B面カラオケに行きました

B面カラオケ【びーめん-からおけ】
マイナーである、声質に合わない、歌詞が際どいなどの理由でふだんの(おもに社交を目的とした)カラオケでは歌わない楽曲のレパートリーを、ぞんぶんに披露するカラオケのこと。
対義語→忖度カラオケ

上司であり友だちである人とB面カラオケに行った。何度も一緒にカラオケに行っている人ではあるが、サシでの実施は初めてだったのでかなりワクワクする。

軽食がわりに大丸で買ったメルヘンのサンドイッチを持ち込んだ。こんな贅沢ってあるんだろうか? ラインナップはたまご、梅鶏れんこん、ローストビーフ、焼き芋。2個入りなのでシェアして4種類食べられる。

二人して、しっかりセトリを作ってきてどんどん歌った。互いに知っている曲がぜんぜんなかった。これはいい話だ。新しい曲との出会いの場としても楽しかったなーと思う。

歌った曲①
歌った曲②。あと、いきものがかりの「ひなげし」が入る。

趣味を全開にして気兼ねなく歌えた。

「アサトヒカリ」と「BANKA」がよかった、と言ってもらった。「アサトヒカリ」が良いのはとてもわかる。この曲がはじめてラジオで流れたとき、聞き入ることしかできずにラジカセの前で立ち尽くしていた記憶がある。「BANKA」も好きだ。自分がまだ知らない位相にある曲、という感じがして、歌うたびにその意味を考える羽目になる。

最後には「なんでもないや」をワンフレーズずつ交代で歌った。帰りみちで「互いにない魅力を持っているよね」という話になった。歌唱力で言うとぜんぜん及ばないのだけど、声のベクトルとしては本当にそうだと思う。レパートリーを入れ替えたらまったく成立しなくて、「なんでもないや」は奇跡的な交点になっている楽曲だろう。

余談だけど、12月に入ってからは忘年会シーズンゆえに料金設定が高くなり、しかも金曜の夜などは予約が取りづらくなっている。ひとりカラオケをしたい身としてはつらいが、誰もかれもどうぞ音楽を通じた素晴らしい交流をしやがれください……という気持ちをひっそりと抱く年の瀬。

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