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自作PC進捗の話③

電源総取っ替えの巻

やっぱりね、最初がまずかったんですよ。今のメイン機を買う時、ここまでパソコンイジる沼にハマるとは思いませんでした。

だから、電源も750Wで充分だと思ったし、高いグラボもRTX3060程度で良いやろ?と思ったわけです。今よりも知識も浅く、しかも古かった訳ですから、CPUさえしっかりしてれば良いと思ってたんですね。

しかし、グラボ沼にハマってしまった事で歯車は狂い始めてきた。

まず夏場のパチンコ勝ちラッシュで出来たあぶく銭で、RTX3070tiを買ってしまった。これには明確な理由があって、Core-i7 12700無印の750W電源環境下では、恐らくこれ以上のハイエンドモデルは電気容量の上限を超える可能性があった。なので、敢えてのRTX3070tiだったのだ。

つまり、電気容量さえあれば本当はもっとハイエンドモデルが欲しかった訳で、そんな最中に発売されたのがRTX4090であった。

んで、今回の自作PCを組んでる時にやっぱり引っ掛かったのが、Core-i7を750W、Core-i5を1000Wで運用するのはやはり何か間違っている、と。

ケースの空間的にも5.5インチベイと3.5インチベイを残した自作PCではRTX4090 を入れる空間の確保は難しく、となると今RTX3070tiが入っていて、まだ多少空間に余裕があるメイン機に1000W電源を移植して、こちらでRTX4090 を回した方が良くね?という考えに至る。

そこで、できらぁ!の意志で電源交換に踏み切ったのだったが…?

作業前→作業開始後

問題発生① 電源サイズが違う

当たり前っちゃ当たり前なんですよね。750Wでギチギチだったところに、1000Wの電源ユニットが入るわけない。そんな当たり前の事も作業開始するまで気付かないんだから、やはり工事現場とか機械屋とかのノウハウは大事って話ですよ。

プロのパソコンショップ店員が組んだ配線は美しい。工賃一万円ちょっとだが、自分で組んでみて判った。これは一万円だと安い作業だわ。次にパソコン買う機会があるならば、やはり大人らしくゼニで物事を解決しようと思う。

結局、750W電源を抜き取るところ迄は良かったが、1000W電源がどう考えても入らず、泣く泣く3.5インチベイを外して空間を確保する事に。

メイン機なのに保存用SATAストレージが無いとか…。

仕方がないので、抜き取ったHDD2基は自作PCの方の3.5インチベイに移植し、電源ユニット交換は無事完了…

の、筈だったのだが。

問題発生② ケーブル類は転用不可

これが今回の最大の失敗。調べてみたら、電源ユニットに接続するコード類は見た目ほぼ同じだが、実はメーカーによって仕様が微妙に異なるらしい。

困ったことにモジュールの形状はほぼ統一規格の為、違うメーカーの電源ケーブルも普通に挿せてしまうというトラップ。

最悪発火や電源ユニット自体が壊れる事もあるらしいので、今回はかなり危ない橋を渡った事になる。

結論からいうと、電源ケーブルをそのまま流用して電源ユニットだけ交換したら、通電しませんでした。

この時点で「え、なんで…?」とかなり絶望的な気分になったのですが、原因がケーブルの流用であることに直ぐに気付けた為、破損するような事態にはなりませんでした。

しかし大変なのはそこからですよ…。

電源ユニットに直結してるマザボ、PCI、CPU、SATAケーブル類は全て挿し替えなくてはならない。

せっかく組んだPCを1から、しかも2台分組み換え作業が必要となり、辛くて頭が爆発しちゃった。

でもやるしかない。まさかパソコン組むのに不屈の闘志が必要だとは思わなんだ。

かなり時間がかかったが、とりあえず配線も全部交換し、動作確認完了。
無事生きていて安心!寝不足で辛ぁい!

あとは自作PCの方をちょい改造のみ

色々苦労はあったが、ここまで来たらかなり理想に近いパソコンになってきた。あとはAmazonで来るUSB2.0電源供給ハブと、タイプC供給ハブを組み込めば、あらゆるカード類が読めるデバイスになるだろう。昔のパソコンから移植したDVD-RWマルチドライブも流用できたし、幅広いメディアに対応可能なパソコンができたと思う。

バックアップには8+2テラのHDDを搭載し、ブートドライブにはメイン機でPCI4.0の2TB高速SSDに切り替え、今回の自作PCにはPCI3.0の1TB・SSDを使用した。旧ノートパソコンからのWindowsライセンスキーの引き継ぎも出来たし、まぁそれなりに形にはなったかな。

あとは再びあぶく銭が出来るのを待って、RTX4090やRADEON RX7900シリーズの価格競争を待ちながら、最高のグラフィック環境が築けたら良いな、と思います。


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