遊び心があれば天下無敵

表現するものに「遊び心」があると魅力は倍増します。
なんでかっていうと、制作者の楽しんじゃってる感がエネルギーとして伝わるからです。
その「楽しんじゃってる感エネルギー」は、人を惹きつける力を持っているんですよ。
「遊び」というと、「仕事とは別のもの」という古い価値観がありますが、遊び心こそ忘れてはならない宝ものなんですけどね。

子どの頃は遊びを通じて多くのことを学びます。
例えばママゴトでは、役割を決めてそれぞれが演じ、そこにストーリーが生まれますが、よ〜く考えると、脚本書いて役者も兼ねるというすごいことやってるわけですよね。

だから基本は遊びなんです。
大人になると「遊んでんじゃない!」とか、遊ぶことがさも罪悪のような言い方をされ、クソ真面目に仕事をするようになり、自由な発想を失うという悪い循環が起こります。
結果いい仕事なんてできっこないですよ。

その昔、レコーディングでも経験ありましたけど、スタジオが盛り上がると、出来上がる音源も素晴らしいものが多かったです。
逆にバンドのメンバー間で言い争って喧嘩になると、その険悪なムードが伝わり、やっぱり作品としては今一つという結果になるんですよね。

まぁ今はスタジオに集合してレコーディングなんてことは少なくなりましたが、やはり「遊び心」は何においても大事で、制作サイドのワクワク感は作品に現れるんですよ。
「ほらこれだよ!」って取り出したり、目に見えるものではないんですけどね。

今日たまたま見かけた記事ですが、
「ピークを過ぎた芸人」地下鉄ポスターに「笑ってもいいのか迷う」 東京メトロの決断「芸人、今後も登場」
ってこの広告も根底に遊び心があるじゃないですか。
「オフピーク芸人」という新しいコピーも生まれてるし。

遊び心は受け取る側の心をくすぐります。
これが本当に大事なことだってことを覚えておきましょうね。


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