捨てることの尊さ

一月に湘南から北海道に引越しをする際に、これでもかというくらい断捨離をしたつもりでした。マンションのゴミ置場が何度も満杯になるくらい、思い切りのいい捨てっぷりでしたから。

ところがどうでしょう。
今月の引っ越しで気づいたことは、「まだ捨てるもんがいっぱいあるやんけ!」でした(笑)
とりあえず運んでから選別すればいいかって思っていたのですが、まぁ〜あるわあるわ、捨てる対象となるものが。
たぶん函館のハードオフの店員さんにも顔を覚えてもらったんじゃないかってくらい通ったし、今も部屋の中で出荷される日を待つゴミ袋が満載。

モノを持つことが豊かさじゃないよな〜って普段から感じてて、それはそのとおりなんですけど、じゃあ豊かさってなんなのさ?と聞かれたら、皆さんならなんと答えます??
「豪邸に住んで何不自由ない暮らしをすること」だと思う人は、即座にここから退場願います(笑)

豊かさとは、経済的自由、時間的自由、精神的自由など、自由を手に入れることだという考え方がありますが、何と言っても一番は、精神的自由じゃないですかね。
何にも縛られず、自分からも自由になること ← ここ大事。
自分の感情やマインドに支配されることって多いじゃないですか。
しかもそれが「自分」なんだと思い込んでいるし。

精神的な思い込みなどを捨てることを「手放す」とも言いますが、これはまさに今、やらなければならないことだし、そういう現実に直面している人も多いでしょう。
モノを捨てることは、精神的なこととはあまり関連がないようにみえますが、実際に「モノを捨てる」と、心の中にも空きスペースができる気ますね。なんかスッキリしたな〜みたいな。

でね、面白いことに捨て続けると、バランスの悪さが気になるわけです。
例えば日用品や衣類などは極端に減ったのに、楽器や音楽に必要な機材はまだたんまりあるな〜とか。
そんで「こんなにギターたくさんいらないな」とか、「音響機材こんなにいるか?」とか考え始めるわけです。
まぁわかりやすくいうと、イタチごっこになっちゃいますね。

とにかくね、モノを持つことが豊かさの象徴でもあったし、ある意味ステータスでもあったのですが、完全にその時代は終わりましたね。
もちろんね、それがお好きな人はいいと思うんですよ。
豪邸に住んで高級外車に乗りたいならそれはそれで豊かなことです。
物質的なものを否定しているわけではないし、モノによって貴重な体験が得られるのですから。
ただ、気がつくと不要なものをたくさん抱えてしまってるので、そこは気にしておいたほうがいいなってことだけです。

個人的に今回は徹底的にやってみようと思ってますよ。
どこまで削れるか命をかけてやってみます(笑)
だってあの世に持って帰れるのは、何を経験してどれだけ成長できたかってことだけですからね。
そんなこんなで今日も部屋の片付けをしようと思いま〜す。


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