今やってることの意味がわからなくても大丈夫

二十代の半ばごろに、それまで書き溜めてきた曲のファイルを全部捨てたことがあって、あれだけ一生懸命譜面に起こして歌詞も書いていたのに、なんかあっけなく廃棄した自分にも驚きました。

当時その話をバイト先の後輩に話したら、「それはそこまでのことだったんじゃないですか?」と言われて、なんかすごく納得した記憶があります。
でもその経験が、アーティストの育成やプロデュースに役に立ったのは言うまでもありません。
そのために自分も作品作りを経験しておいたということなのでしょう。

こんなふうに今やってることに意味を見出せなかったり、これでいいのだろうかと迷ったとしても、後になってからそれが何かにつながって納得がいくということはいくらでもあります。
経験から言うと、今やっていることに手を抜かないことですね。
本当にやりたいことではないから適当にやっておけばいいや的な考え方は、それこそ時間の無駄で、その後も役に立つことがないかもしれません。

縁とかタイミングとかいろんな事情が重なって、今の仕事に就いていたり、その業務を任されているのかもしれませんが、今やれることをしっかり手を抜かずにやっていれば、役に立つ時がやがてやってきます。
そこで培ったノウハウや人脈が、思わぬところに着地するかもしれません。
だから今現在迷いがあっても、自分なりにいい経験をさせてもらっていると捉え、吸収できることは吸収して、しっかり身につけておいたほうがいいでしょう。

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