正解を探すのはもうやめよう

どちらかというと今までは、何をするにも正解かどうかという判断をしがちだったので、もし自分の考え方ややり方が間違いだったらどうしようという不安が先行することは、よくあることでした。
でも世の中は正解などないものがほとんどで、「これが正解だ」と宣言することで、ある種の安心感を手に入れたかったのでしょうね。

子供の頃から常にテストで正解を求められてきたし、「必ず正解が存在するのだ」という思考回路になってしまったのかもしれないけど、結局は自分がいいと思ったこと、これがやりたいんだという情熱を感じるものを選択することが正解であり、他人がどう思おうが一般的な常識がどうであろうが関係ないことなんですね。
言い方を変えると、常に自分が正解みたいなね。

だってね、ここ数年の世の中の変化は本当にすごいじゃないですか。
もう自分の親や先輩が生きてきた時代とは全く価値観が変わったし、アドバイスをしてもらったところで、的外れになることも多いんですよ。
ここから先、楽しい思いをするのもしんどい思いをするのも自分次第だし、誰かが言ったことを間に受けてどん詰まりになったとしても、誰も責任を取ってくれる人はいないわけです。

時代的にも正解を探すのではなくて、選択するという方向にシフトしてきています。
そう、明確に価値観が変わってきているんです。

だから、誰々にこう言われたとか、一般的にこうだからとか、多数派の意見だからとか、そんなことはどうでもいい。
自分が選択したのなら、それが正解。
いいも悪いもない。

これは同時に他人の価値観を認めるというか、受け入れるということでもあります。
お互いその価値観が違ってていい。
「あなたはそうなんですね」「でも私はこっちなんです」というふうに、相手を受け入れつつ自分の意思をはっきり伝える。
こういう関係が成立し、そしてスタンダードになっていくのでしょうね。


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