インディケーターとはどんな役割なのか


私は肩書きをインディケーター(方向を指し示す人)と名付けています。
まだ一般的ではありませんから、たぶん何をする人なのかわからないと思いますので、できるだけわかりやすく書いてみたいと思います。

音楽アーティストがセルフィー(自立型)で活動していくための支援をしていますが、具体的な業務でいうと多岐にわたっています。
昔なら音源制作に関してはレコード会社、コンサート制作やマネジメントは事務所、というふうに役割がハッキリ分かれていましたが、その両方に必要なノウハウを提供しています。

作詞作曲の方法から歌の指導、バンドやユニットであればグループとしてのアンサンブルやアレンジ、グルーヴについて、ライブ制作はもちろんステージングや集客の方法論、レコーディングに関しては録音から販売まで、SNSの活用の仕方、チームとしてのマネジメントや経営のコンサルティングなど、音楽ビジネスで必要な全てです。

音楽プロデューサーは音を作るプロですが、経営のノウハウまで理解してる人は少ないです。
例えばサポートミュージシャンのギャラを支払う際に、源泉税を税務署に納めるというような実務的なことは、ミュージシャンはやりたがらないです。
そこまでアドバイスできる、もしくは指導できる音楽プロデューサーは少ないし、どちらかというとどんぶり勘定の人が多いのは否めません。

ビジネスとして大きくしていくためには、実務的なところをしっかりとやっていく必要があります。
アーティストとして作る、演じるということ以外に経営者として常に採算も考えながらやることです。


原盤制作費やプレス代がどれくらいかかっていて、何枚売れればリクープするのかぐらいは自身で把握しなくてはなりません。
ライブも同じです。
サポートミュージシャンのギャラやリハーサルスタジオ代がいくらかかっているのか、チケットやグッズの売り上げはどのくらいなのかがわかれば、ある程度の収益の予測は立ちます。

現在も様々な現場をリアルに体験していますし、今までの経験を生かして過去のやり方にとらわれず、そして時代の流れを読みながら、それぞれのアーティストに合った活動方法をアドバイスしていきたいと考えています。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?