メインボーカルが圧倒的な存在感を示せれば最高のステージになる


ステージでは、なにがなんでもメインボーカルが主役です。
サポートミュージシャンが先輩であっても、プロデューサーだとしても、それは関係のないことで、MCや仕草で自分以外のメンバーに妙に気を使っている姿は見ていてカッコイイものではありません。

ステージは特別な場所です。
日常生活の場とは全く異なる世界ですから、普段の自分のように接しちゃダメってこと。
それがお客さんに反感をかうのではないかとか、偉そうにみえるのではないかと気をもむ必要なし!
堂々と、凛と立っていることで観客は安心していられるんです。

だからメンバー紹介の時も敬称はいらないし、自分より歳が上だとか経験が長いとか関係なく、「今日のステージを一緒に作ってる仲間を紹介するぜ!」っていうことでいいんですよ。
社会人経験者ならわかると思いますが、他社との打ち合わせの時には上司であっても敬称は略しますよね。それと同じです。


僕は通算で1,000回以上のステージ経験を積んできましたが、特に20代前半の頃は、ラッキーなことに坂本九さんやジェリー藤尾さん、田辺靖雄さんなどなど、数多くの大先輩とご一緒させていただいたことがあります。
もちろんこっちが若いからといって手取り足取り教えてもらえるわけではないので、立ち振る舞いやステージのマナーを必死になって覚えましたよ。
それはそれはとても貴重な経験でした。

その経験から言っても、やはり音楽は生のステージの感動を体感することが醍醐味なんです。
それは演じる側と観客が一体となり、空間のネネルギーが増幅してある種の興奮状態を生みます。
終演後も興奮が覚めなくてゾワゾワした経験ありますよね?


だからこそ、メインボーカルを張るのであれば、ステージ上にサポートミュージシャンやダンサーの人数が多くても、メインとして圧倒的な存在感を示し、感動の嵐を巻き起こし、最高のステージを魅せなきゃなんないんですよ。
他に気を使ったり遠慮をしてる場合じゃないってこと。

これはキャパの大小は関係ないです。
もっと言うと、キャパが100名のライブハウスであっても、2,000人クラスのホールで歌うくらいのパフォーマンスで演るんです。
そうすれば、いずれ2,000人クラスのホールで歌う時がくるでしょう。

逆にライブハウスでこじんまりしたステージに慣れてしまうと、大きいキャパではショボいステージになってしまいます。
これはライブハウスを否定してるんじゃなくて、常に大きいステージを想定してステージングを考えてくださいねってこと。
普段大きいホールで歌っているアーティストを、小さいライブハウスで聴く機会があったらビックリしますよ。その圧倒的なネネルギーにね。


小山のブログ  https://ameblo.jp/canbe888

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