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宇宙時代の宗教観

昔は心のことや精神的なことは宗教ぽい話と思われがちでした。
80年代くらいからでしょうか、書店でも「宗教」というくくりだけでなく、ニューエイジもしくは精神世界という表現も増え、隅っこに少ししかなかったジャンルがどんどん拡大していきました。
僕自身もとにかく心のことを知りたくて、書店に通ってはこれだ!と思える本を探し、読みあさっていたことを思い出します。

以前も宗教に関する事を記事にしたことがありますが、宇宙時代となった今では、今までの宗教が時代に合わなくなってきているというか、ズレが生じてきていることは否めません。
それは最初に教えを説いた方たちがいて、時間の経過とともにその人たちの趣旨とはズレてきているということです。

最初に説いた方たちが生まれてから、かなり時間が経っているので仕方のない面もありますが、直接教えを受け取った弟子たちが書物にまとめたりしたものが、経典であり聖書です。
さらにその後の後継者たちの解釈が変わっていったり、組織化することでいかに信者を増やすかということに意識が向いたりして、本来は心のことを扱ったり、人生の指標となるような教えを広げることが目的だったのに、組織として運営し継続させることに力を注ぐようになりました。

そして純粋に信仰していた人たちが組織に依存するようになり、言われたとおりに信者を増やすために布教活動に勤しむようになっていきました。
強引に勧誘されて嫌な思いをした人も多いと思いますが、それがきっかけで宗教が嫌いになったり敬遠するようになったりした人も多いはずです。

誤解のないように言っておきますが、宗教を否定する立場ではないので、それが悪いということを言いたいのではありません。
それぞれの宗教の教えの中にも素晴らしいものはあるし、それによって救われる人もいるでしょう。

ただ時代は大きく変わったので、組織が運営する宗教に関わらなくても、ネットにはいくらでも情報があるし、その中から自分に合ったものを選択すればいいのです。

そしてもう一つは、教祖の教えを弟子が広めるというやり方は過去のもので、今は個人レベルでダイレクトに宇宙意識や神と呼ばれる存在たちにつながることができます。
ここが今までとは大きく違うところです。

そのために自分と向き合う必要があって、それは誰の影響も受けない貴重で大切な時間だし、波動が上がり、その波動に応じた意識とつながると、直感やインスピレーションという形でメッセージを受け取れます。
それを現実の世界に落とし込んでいくのは、自分のセンスであり力量にはなるのですが、いずれそういったことが当たり前の世の中になっていきます。

そうなってくると従来の宗教の教えに頼らなくても、必要な時に必要なメッセージが降りてくるし、宇宙を信頼していれば導かれるようにことが進んでいきます。
つまり自分と宇宙意識の関係においてキャッチボールをすればいいのであって、その間に人や組織を挟む必要はありません。

これはネットで買い物ができるようになって、製造者に直接オーダーできるようになったことと似ていて、間に問屋や小売店を必要としなくなったのと同じです。

自分が人生の主役であり、自分主導型で生きていく事を軸とし、自分の内側からの声を無視せず、宇宙意識とつながりメッセージを受け取るのが、これからの生き方です。
もう外へ外へと探しにいかなくても、自分を信じ宇宙を信頼すれば、解決できないことなどありません。

これが宇宙時代の宗教観であり、他者を介在しないことで自分を守ることができるのです。
もちろん他者の言うことなど聞く必要がないということではありません。
お互いの関係性の中で、上下関係もなくお互いを信頼できるなら、共有できることもたくさんあるでしょうし、それが健全な人間関係とも言えます。

宗教やスピリチュアルなことは怪しいことではありません。
むしろそれが前提での世界観になっていきますから、今までの印象や思い込みで否定しないことも大事です。
自分軸を持ってしっかりと選択し、自分がいいと思えるものだけを受け取っていきましょう。



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