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自分の性質を知り、可能性を引き出す方法

〜前書き〜

あなたは何者ですか? 人生の目的やビションは何ですか?
自分を知るということは非常に難しいことです。
「自分のことは自分が一番わかっている」「自分らしく生きる」という言葉をよく耳にしますが、自分のことは自分で分からないし、自分が分からないのに「自分らしくって?」とさえ思います(笑)
最初の質問も簡単に答えれるモノではありません。
だから人は悩み、迷い、考えるのです。
では、その状況からどうすれば変われるのか?

人には変化のプロセスがあります。
「認識(認める) → 解放(手放す) → 創造 → 成長」のサイクルです。
今回の記事では、この「認識と解放」についてと、そこから生まれるあなたの可能性と変化についてお話ししていきます。
取り組んでいただきたい課題もありますが、真剣に、そして素直に取り組んでいただければ、あなた自身のことを理解し、可能性が引き出されるはずです。

[第一章]どうして自分のことが理解できないのか

環境の問題

まず初めに、今の自分を作っているものは「環境」であることを理解しないといけません。
裕福な家庭に生まれれば、お金があり、欲しいものは買ってもらい、行きたい所に行けるのが普通です。逆の場合もあります。
今あなたの周りにいる人も環境です。その人たちの環境や価値観、境遇によって受け取る言葉も変わります。
そうして知らず知らずのうちに、自分の声よりも周囲の声を聞いていることによって自分の価値観に影響を与えていることが少なくありません。
周りの人の目が気になったり、人と比べてしまったり。
そんな状況になっていませんか?
あなたは今どんな「環境」にいますか? 「誰」と一緒にいますか?

教育の問題

ここはさらに大きな要因になります。教育とは、親・学校など必ず関わる人達の影響があるからです。
家庭での教育は最も大きな影響を与えます。 
親御さんにどんな言葉をかけられていたのか? 何を大切と教えられたのか? 
どんな価値観があったのか? 何を止まられ、何を勧められたのか?
愛情を受け取っていたのか?
もしかすると、虐待や乱暴な言葉、我慢や強要など、あらゆる体験をしてきたかもしれません。
あらゆる経験や体験をするのがこの家庭にあります。

・自分がどのような立場にあり、何を選択してきたのか?
・親御さんに対してどのように経ち振る舞っていたのか?
・何を我慢してきたのか?
・どんな自分でいなければならなかったのか?
このようなことに目を向けることは自分の中を見る上で大切な要素になります。

学校も影響を与える一つです。先生の言葉や対応、友達付き合い、部活での経験などもあります。恩師と思える人に出会うこともあれば、嫌な経験を受けた人もいるかもしれません。 友達が多く中心的な存在な人もいれば、一人の時間が長いかもしれないし、イジメの体験もあるかもしれません。 部活が厳しく、我慢することが当たり前になっていることもあります。
そもそも、学校生活では「皆んな同じように」ということもあれば「勉強や運動」で人と比べる経験もするし、人間関係における体験が非常に多く関与します。
生まれてから家族以外では初めて社会の経験をする場所です。
学校という環境でも自分がどのようなことを感じ、行動してきたのかも自分の要素の一つです。

思い込みの問題

環境や教育の影響から「そういうものだ」「こうしていたらいい」
「自分はこういう感じ」みたいに無意識に刷り込まれていることが多いです。
これは非常に大きな要因であり、自分の本質・本音の部分に蓋をしてしまいます。
そして思い込みの怖いところは、その状態になっていることに気がついていないというところです。
自分ってこうなんで。他の人に比べて自分って・・・。
こんな言葉をよく耳にします。
そして周りの人の当たり前に染まり、周りを気にし、自分のことを閉じ込めてしまう。 すると本当の自分を出すことが怖くなります。
この状態から変わるには、
・自分のことを理解する
このことがとても重要な要素になるのです。
ではどのように自分を理解すればいいのか?
この後、その方法をお伝えしていきます。

[第二章]自分の性質を理解する

性質とは?

そもそも性質とは何か?
よく性格と一緒にされるのですが、違います。
【性格】は形成されていきますが、【性質】はあなたが元々持っているものです。
よくあるコーチングや自己啓発系などで「変わる!」
と謳っているものは【性格】がほとんどです。 性格や考え方はその場で感銘を受けて影響されることも多いのですが性質は違います。
(第一章の問題によって変化するのが性格)
人間が持っている性質は6つあります。
【人間性・社会性・経済性・自然性・芸術性・精神性】といった要素があり
この性質を理解すると、なぜ自分が今の思考になっているのか?
どこでギャップを感じているのか? なぜモヤモヤするのか?
などがよく分かるでしょう。
僕のコーチングでは、この性質の要素が大きな意味を持ってることが
他のコーチと大きく違うところでしょう。

意識と無意識

性質の中にも【意識】できているものと【無意識】なものがあります。
これは意識できているから良い!無意識な方が良い! 
などというものではありません。
意識できているものと無意識なものがあります。
ここにギャップがあることが、モヤモヤしたりする原因だったりします。
自分のしたいことや求めているものは無意識的には外(世界)に向けているけど、
意識として遠慮して閉じ込めている。
すると心の中では「本当はこれをしたいんだけどな〜」とギャップを感じます。
この差を埋めるというか、理解することで自分の性質に近づくことができます。
そのために普段の生活や仕事の中で、
「なんとなく」「なんか違うな」「ん〜」と思うようなことがあった時に
その理由を少し考えてみると良いです!
この意識と無意識を知ることは、僕が行なっているコーチングの中でも
特に重要な項目になっています。

主観的と客観的

起こっている出来事はほぼ全て主観的に捉えています。
自分の価値観や思考癖、感覚を元に見ているのが普通です。
逆に客観的とは、俯瞰的に物事を見れているかです。
「客観的に見る、考える」
これは言うのは簡単ですし、自分は出来ていると思っている方も多いようですが、
ほとんどの場合が出来ていないをことを理解しないといけません。
僕自身も「これは主観的だけになっていないか?」と常に問うようにしています。
そして、僕自身もメンターに話を聞いてもらい、客観的な意見や考えを聞くようにもしています。とても難しいことです。
今の自分はどうか? 俯瞰的に客観的にみる癖をつけましょう。

【第三章】自分を知る6つの質問

この質問に真剣に向き合えば自分が見えてくるでしょう

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