見出し画像

スマートフォンで3D写真を撮影して、インスタント写真プリンター instax Link WIDEでプリントして、ステレオビューアで立体視する方法

① スマートフォンに3D写真撮影用アプリをインストール

使用するアプリは @spmakerさんが提供している3D写真撮影用アプリ「3DSteroid」です。iOS用とAndoroid用がありますので、下のリンクより、お持ちのスマホ用をダウンロードしてインストールします。なお、今回は画像を保存する必要があるため、有償のPro版をインストールする必要があります。
iOS用「i3DSteroid」Pro版 ダウンロード
Android用 「3DSteroid」Pro版 ダウンロード

※ 以下、iOS用「i3DSteroid」Pro版 を使用して解説させて頂きます。

② アプリを起動し、左右2枚の写真(ステレオ写真)を撮影

アプリを起動し、右上のカメラアイコンをタッチしてカメラを起動します。

画像2

被写体にカメラを向けて、1枚目の写真(左目用の写真)を撮影します。

画像3

続けて、スマートフォンを右に水平移動し、2枚目の写真(右目用の写真)を撮影します。このとき1枚目の写真が透けて見えますので、それに重ねる様に撮影します。
水平移動の距離は、カメラから被写体までの距離の30分の1程度が適当です。例えば、被写体までの距離が2mの場合、水平移動距離は6cmです。厳密に移動する必要はありませんが、上下に大きくずれたり、カメラが回転しないように気を付けて、そっと水平移動してください。なお、水平移動距離が短いと立体感が弱くなり、移動距離が大きいと立体感が強くなります。

画像3

③ 撮影した2枚の写真を自動調整

「自動位置調整」アイコン(魔法の帽子?)をタッチします。

画像4


撮影した2枚の写真のアライメント(上下ズレ、回転ズレ、大きさズレ、水平位置など)が自動調整され、3D画像として見やすい状態となります。
下の画像は、自動調整後の画面です(わかりにくいですが、2枚の写真位置が調整されています) また、画面上部に視差量が表示されます。この値が 2%~5%程度の範囲であればOKです。

画像5

④ 枠付き横並び表示にして、枠の幅と色を変更する

「表示方式の変更」アイコン(メガネのマーク)をタッチします。

画像6

「横並び枠付き」アイコンをタッチします。

画像7

画面上部の「枠の設定」アイコンをタッチします。

画像8

枠の設定を下図のように変更します。
・枠の幅:10.0%に変更
・角半径:お好みで
・正方形にする:OFF
・色:白を推奨

画像9

下図の様な、白枠(10%)付の横並び画像が表示されればOKです。

画像10

⑤ 画像を保存する

画面上部の「< i3DSteroid」アイコンをタッチして、アプリのトップ画面にもどります。

画像21

画面上部の「ファイル」アイコンをタッチして、「画像の保存」を選択します。

画像22

↓↓↓

画像23

希望の保存解像度をタッチします(Original Resolution が無難と思います)

画像24

これで i3DSteroid アプリでの作業は終了です。

instax Link WIDE アプリを起動

instax Link WIDE は、富士フイルム製のインスタント写真プリンターです。Bluetoothでスマートフォンと接続して、写真をプリントすることができます。

instax Link WIDE 用アプリを起動し、「Simple Print」をタッチします。

画像11

前章で保存した「白枠付き横並び画像」を選択します(下図)

画像12

↓↓↓

画像13

⑦ 画像の調整

右下の「Correction」アイコンをタッチすると、画像の調整ができます。
なお、画像調整の必要がない場合は、この章はとばしてください。

画像14


明るさ、コントラスト、彩度などの調整が可能です(下図)

画像15

⑧ プリント!

プリント開始アイコンをタッチして、印刷を開始します。

画像16

↓↓↓

画像17

⑨ ステレオビューアで立体視

プリントされた写真は「ステレオ写真」と呼ばれ、レンズが左右に2つ付いているステレオビューアで、3Dで見ること(立体視)ができます。
(下の写真は、London Stereoscopic Company製のステレオビューア「Lite OWL」です。 Queenのギタリスト、ブライアンメイさんの設計です)

画像18

Lite OWL ステレオビューアの場合、ステレオ写真を10cm程度離すと、ピントが合って立体視できます。(個人差がありますので、写真までの距離は5~15cm程度の範囲で、見やすくてピントが合う位置に各自調整してください)

画像19

■ Info.

ステレオビューア Lite OWL は、英国 London Stereoscopic Company のサイト、日本国内では STEREOeYe オンラインショップ で入手可能です。

画像24


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?