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初春に見つめていること

気がつけば、2024年もひと月が過ぎようとしています。

去年のわたしといえば、秋以降体調がグズグズで誕生日にも風邪で寝込み気付けば歳を重ねていて、大晦日にも熱を出して寝込み気付けばお正月は終わっていました。少しはゆっくり休みなさいよ、立ち止まって振り返ってみなさいよ、という体と心のサインだったんだなぁと今はそう思えるようになりました。何かが行き過ぎている時は自然とブレーキが掛かるようになっているのでしょう。

体調のことはさておき、つまづいたり寝込んだりしたおかげで自分のことを見つめる時間がたくさんあった2023年、自分の中で大きい心の変化がありました。

それはこの先に自分が進んでいきたい人生が明確になったということです。

これまでも漠然と中医学に関わる仕事をしたいなぁ、という気持ちはあったけれど、どこか雲を掴んでいるような地に足がついていない状態で。明確にこの道を進みたい!と思えたきっかけは何だったのか今となってはハッキリわからないけど、自分の想いを口に出来た時に何かが大きく変わったと思います。それと同時に、この2年間もっと真面目に勉強してくればよかった・・・という大きな後悔が溢れ出しました。
でも後悔というのは自分にとって大きいチャンスで、悔やむ過去があるからこそ希望に向かって進んでいけると思うのです。

これまで自分が前に進む力が足りなかったのは「本当の自分」を見つけられていなかったからなのかも。つい最近になって、自覚を持つということは自分を認知することなんだろうなぁと思うようになりました。

今まで自分を知っているつもりでも、本当の意味では受け止められていなくて。だから自覚を持てず、覚悟が決まらなかったんじゃないかなって。それは自分に対しても、家族との関係でも、減薬に対しても、何事においても同じような気がしていて自分が受け入れなければ、変化していけないのかも。減薬に対しても拒絶していることが、もしかすると自分を余計に苦しめているのではないかなぁと思ってみたり。

自分のことを見つめるのは一番難しいです。言い訳も出来るし、つい甘くなってしまうこともあるし、厳しくなりすぎることもあります。でも本当の自分を知っているのは自分しかいません。

わたしが自分のことを見つめられるようになってきたのは、漢方相談のおかげだなぁ思うことが多々あります。以前、漢方相談の後で自分のかけらを見つけて先生にお礼を伝えたことがありました。その時に「僕は鏡になっただけで、見つけたのは自分自身ですよ」と言われて、わたしはその時その言葉の意味を理解したつもりでいたけれど、腑に落ちていなかったのかもしれなぁと今はそう感じます。

わかることが増えるとわからないことも増えてまだまだ世界は広くて、自分のこともまだまだわからないことがたくさんあるんだろう。そんな自分と少しずつ出会っていくのが楽しみです。そして、絶望や挫折を繰り返して少しずつ成長していけるといいな。

そんな感じで行き先を見つけたわたしはそんなに焦って先に進む必要はないと思ったので、減薬も勉強も生活も両立しながらゆっくりと前に進んでいこうと思っています。春からは新しい挑戦も始めるので、もう少しだけ前に進みたい気持ちをグッと抑えて芽生えの季節を待っています。

もしかすると自分の心の声を聞こうと耳を傾けても聞こえなかった声や、手を伸ばしても掴めなかった気持ちは、心のものではなくて体のものだったのかもしれないなぁと少しそんな気がしている初春です。

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