ゴミ問題の現状
今週は、「ゴミ問題」に関してまとめていきたいと思います。
私自身、環境問題の中でも特に関心のあるものです。また、環境問題を改善するにあたり、多くの人が取り組みやすいことだとも思っています。
今回のテーマは、一つの記事に書き切るにはあまりに文章量が多くなるので、来週に続編を出します。そちらもご一読いただけると幸いです。
ゴミとは
どこからがゴミで、どこからがゴミではないのか考えたことはありますか。
昨年度の日記帳、コンビニで欲しくないけどもらったビニール袋、友達からプレゼントでもらった物だけど何年も使っていない写真立て、もう枯れそうな花、、、。
ゴミといえばゴミだし、ゴミでないといえばゴミではない。
つまり、そもそもゴミかどうかを決めているのは「自分」であることを大前提に考えて下さい。
日記帳も何年も思い出として取っておく人もいれば、次の年になったらスッキリ捨ててしまう人もいます。ビニール袋を靴袋に使う人もいれば、そのまま捨てる人もいます。花もドライフラワーにすれば、何年も見て楽しめます。
ゴミはあるものではなく、「ゴミにしている」と考えることがスタートラインです。ここからは「不要と判断されたもの」のことを通称「ゴミ」としてお伝えしていきます。
ゴミの処理
ゴミは、家庭から出る一般廃棄物と事業活動から出る産業廃棄物に分けられます。産業廃棄物の方がゴミの量は多いですが、一般廃棄物でもかなりの量が捨てられています。
日本の一般廃棄物で、1人1日あたりの量は、約900gといわれています。毎日多大な量が日本各地から捨てられています。
さて、そのゴミはどのように処理されているのでしょうか。
ゴミの処分の仕方は、焼却・埋め立て・堆肥化・リサイクルに大別されます。そのうち約8割は焼却です。焼却したゴミは、日本各地に152個ある最終処分場に行き、埋め立てられます。
ここで問題とされていることが2つあります。
一つ目は、残余年数があることです。
残余年数とは、最終処分場に埋め立て可能な残りの期間のことです。焼却でゴミを小さくしたといっても、最終処分場に埋め立てられる量は決まっています。
残余年数は、2021年で21.4年と言われており、いつまでも埋め立てることはできません。
二つ目は、二酸化炭素の大量発生です。
焼却することにより、化石燃料を使用しているので、二酸化炭素が排出されます。もし、不完全燃焼をしてしまったら、一酸化炭素やダイオキシンなどの有害物質が排出されることもあります。
また、ゴミ問題とは少し別の話ですが、化石燃料にも限りのある資源であるということも抑えておきたいことです。
年々ゴミの総量は減少傾向にあるみたいです。ですが、残余年数が伸びたからと言ってもいずれ0年になりますし、二酸化炭素の排出も0にできる見込みなんてありません。
ゴミの量を減らす必要があります。
次回は、「どのようにゴミを減らすことができるのか」をお伝えする前に、ゴミの中でも特に「プラスチックゴミ」に注目し、その問題点をお伝えできればと思います。
来週も楽しみにしていただけたら幸いです。
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