「古典授業不要論」小考
今話題になっている某(リンクを張っておきながら意味のない表記だ)お笑いタレントの「古典授業不要論」。
SNSではさまざまな意見が出尽くしている感もあり、あえてここでは是非を論じない。
ただ、私自身の創作活動において「笑い」の真髄を知るのに役立ったのが、今時のお笑い芸ではなくて、それ以前から脈々と受け継がれている古典の〝滋味〟なのは確かに言える。
『今昔物語』『宇治拾遺物語』といった説話ものは無論の事、『枕草子』『徒然草』など洒脱なエッセイの先駆、さらに『古事記』を筆頭とする神話類、等々… これらのような、今になお生きるネタの宝庫にアクセスする手段を勉強せんでどうするのだ、と力説したい。
面白い、兎にも角にも面白いのだ。
下手なお笑いなんか要らなくなるぞ。
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