正しい行動力の使い方とは…
先の投稿で –––––
––––– と記したが、追い打ちをかけるように、輪をかけて呆れはてる事案が聞こえてきた。
揺れても決して〝落ちない〟というので受験生の願掛けの対象であった巨石。これが、東京からはるばる遠征してきた6人の大学生の悪戯によって〝動かなくなってしまった〟との事。これから受験に臨もうとする若人にとってのいわば聖地、地元の人々にとっては観光資源でもあり、いい迷惑どころの騒ぎではなく、犯罪行為と言わざるを得ない。
この愚行に「天罰降れ」とか「どこ大学だ公表しろ」とか言う周囲の声も喧しいが、それ以前に、このやらかし学生たちの、無限大にありあまる行動力の使い道の、無限大に異様なほどの間違えっぷりに嘆息しきりとなった。
記事によれば、彼らの〝計画〟の本気度は相当なものだ。
以下に時系列を列挙するが
どこか映画『スタンド・バイ・ミー』を思わせる、不毛な衝動に駆り立てられたロードムービー的セイシュンの熱気を感じないでもないが、実際の行動に移すとなると話は別だ。6人のうちの誰か一人でも「こんな馬鹿げた事はやめよう」と良識を働かす者はいなかったのだろうか。
せっかくの〝若い力〟を、せめてもっと、フツウの事に使って欲しいものと、他人事ではあるものの頭を抱え唸ってしまうのだった。
まったく、小学生でもやらないおイタをしでかした〝いい齢〟の青年たちに呆れるべきなのか、それとも、そんな〝やらかし〟にもガンとして動じなかった巨石を賞賛すべきなのか。
それにしても、彼らの学校では何を教えていたのだろうか、大いに気になる。連中の在籍校がどこか、指導教官がどんな人物なのか、非難するとかではなく〝別の意味で〟知りたくはなった。
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