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ミロ展@愛知県美術館

平日休みを利用して行って来ました!
雨も降っていたせいか、思ったほど混んでいなく
スムーズに鑑賞することができました。

今回のミロ展は、ミロご本人の作品はもちろんのこと、
日本文化に憧れ、影響を受けたミロの
日本関連の収集物や、当時ミロの周辺にあった
バルセロナのジャポニズムを象徴する
日本の工芸品が一緒に展示されていました。

埴輪や土偶などの原始美術、
ちりめん画(私は初めて知りましたが)、
書や陶器など、ミロの日本愛溢れる展示でした。

2作品だけ撮影可のものがあったので

癒されるなあ。
ミロ展の後は、常設展示を鑑賞したのですが、
私が一番好きなクレーの「女の館」。
やはり何度見ても吸い寄せられる。
真夜中の森の中に佇む、魅惑的な女が棲む館、
近づきたいけど、近寄れない。
入ったら最後、抜け出せないのが予感できる。
そんな物語が展開できそうな絵で、大好きなんです。
著作権の関係で画像引用は差し控えますが・・・

ミロ、クレーが昔から好きなのですが、
もともとの画力はありつつ、
写実を超えた表現に徹し、
目の前の現象と違う次元にある世界、
音や言葉にならない、写真にも映らない
精神につながる世界を見せてくれるからかも。
それこそ、デジタル写真の性能が上がった現代に、
絵画が与えうる最上の価値のような気がします。


クレーは雨の公園や夜の森、深海などの
静かな音の世界を感じさせますが、
ミロはウキウキとした童心の愉しさを思い出させてくれる。

オススメです。帰る頃には冒険したくてウズウズします。

狙っていたミロ展限定ロルバーンも入手し、
大満足です。


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