夜の金曜日
コンビニ前に寄り集まる若者も。
肩に腕を回し回され酔いどれも。
家路につくまでに、あちこちで笑い声が聞こえた。
夜の金曜日だけが持つ特別な”明るさ”が好きだった。
夜なのに、朝よりもずっと明るいんだ。
疲れきったはずの身体なのに、足取りは軽く。
今週もよく頑張ったなと、赤の他人にですら讃えあう。
ひとりでも。たくさんでも。
金曜日は、どんな時代であっても、
金曜日であってほしい。
たとえ明日が仕事でも、誰にだってあっていい。
日常が日常であるのと、同じように。
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