予算におけるリアルタイムで預金残高を把握する重要性

こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。 ステラ・システムズでは「予算を簡単に」をミッションに、みんなが簡単かつ迅速に予算(単年度のみならず複数年度の中期経営計画・事業計画含む)を策定・モニタリング・修正できる世界を目指しています。特に、スタートアップの資金調達のための予算策定、資金調達後の予算実績分析のモニタリング、予算修正を応援しています。

予算においては現時点での預金残高を把握することは極めて重要です。何故ならば、現時点の預金残高とはBSの一番重要な要素であり、今後の主要な支出を入れれば、着地見込みがわかりますし、今後の計画を達成した場合の収支を入れればそれはCF予算ですし、そこに現在価値の概念を追加すればNet Present ValueやIRRを計算することが出来ます。その意味で預金残高の現状把握は極めて重要なのです。

そのためには何をすればいいでしょうか?
①現金を廃止する
会社に現金を持っておくと、残高を把握するためにいちいち現金を数えなければいけません。これではすごく時間がかかります。現金をなくせば、カウントする手間も省けますし(年間でバカにならない工数かかってます)、なくなっておたおたすることもありません。なお、僕がスタートアップのCFOになって一番最初にした仕事は手元現金の廃止です。
②クラウド型の会計システムを入れる(記帳に頼らない)
MFクラウドやfreeeの一番の功績は、銀行のオンラインバンクと連携することによりリアルタイムで残高を把握できるようにしたことだと思っています。記帳は面倒です。僕がCFOをやっていた会社は10行以上と取引がありましたが、全部オンラインバンクで残高を把握できるようにしていました。なお、①と②をやると、不正を働きづらくなるので、その点もおすすめです。

将来を見通すためには、現在の自分を把握するのが第一歩です。自社の状況を把握せずに将来の計画を立てるのは、自分の現在の体重がわからないにもかかわらず、後〇kgやせると言っているのと同じくらい変です。

ステラ・システムズは、スタートアップが現時点の状況を把握したうえで、将来を計画するシステムを作るのを手伝っています。何か気になることがあれば、hara.dsk.stella@gmail.comまでお問い合わせください。

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