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西予市野村シルク博物館に行ってきた!④

前回までのあらすじ:皇室に献上されたり国会議事堂で使用されている伊予生糸の生地を目の当たりにした山下絵美とねむたやスタッフP嬢。野村町の養蚕の仕事の尊さに改めて衝撃を受け、自然と手を合わせて「ありがてぇ、ありがてぇ」と呟くのであった…

西予市野村シルク博物館に行ってきた! ③

ジャパニーズ魂・それは効率化

私「こ…これは!?」

足踏み糸繰り器〜〜〜!!!

密田さん「これは足踏み糸繰り器といって、下の七輪で真ん中の鍋のお湯を温め、そこに繭を入れて糸を繰り出す足踏み装置なんです。」

※糸繰り:繭から糸を取り出し、より合わせて太い糸にすること。

私「そ…それってつまりこういうことですか…?(ゴクリ)」

めっちゃ効率ええやん

密田さん「そうですそうです。これで一気に効率が上がりました」

私&P嬢(共に効率厨)「ギャフン!😍💨

この器械の登場によって、一定の時間内に一人で繰り出せる糸の量が格段に上がっとるではないですか〜〜💕」

(この人たち、本当に効率化が好きなんだなぁ…)と
我々を温かく見守ってくれる館長の密田さん
その他にも、人間の叡智の結晶とも言える様々な道具が並べられている。
1つ1つがコンパクトでありながらとても重要な役割を果たす。
こういうものがなければ、安定した超高品質の製品を大量に作ることはできないのだ!

私&P嬢「しゅ、しゅごい…」

私「この技術の延長線上で作られた、最新の製品がこれってことですか…」

で、出〜〜‼️ さっき見た皇室献上や国会で使用奴〜〜!!!

私「な、、なんかこの質にたどり着くまでの試行錯誤と努力の量、ハンパないね…😊💦」

P嬢「……。(パシャパシャ)」(もはや言葉にならず無言で写真を撮る)

生き物が作る繭を、一定の太さのとても長い糸に変える技術。
そのあまりの深淵さに二人とも黙ってしまうのであった…。

次に続く…


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