【妊娠と子育てにおける当事者意識】

【妊娠と子育てにおける当事者意識】
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先日、とても恥ずべきことがあった。
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友達の「お父さん」が「育児しんどい」と連絡をもらって。
「年齢的に大変ですよね」と長時間やりとりをした。
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そのそのお父さんが
ごはんを作って
片付けをして
おもちゃでちらかった部屋で寝落ちしているお子さんの写真をあげていて。
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「子育てめっちゃしててさすがっすね」的なコメントをした。
彼の返信は
「自分の子どもの世話するのは当たり前なので普通ですよ」
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そのコメントを読んで、すごく恥ずかしくなった。
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「父親が家事育児をやることは、ほめられるべきこと」
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つまり
「家事育児は母親が主体的にやるものだ」と
偏見があるということ。
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すごく恥ずかしい。
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友達が紹介してくれこの漫画の
「クソ」として描かれている「俺」と
「神」として描かれている「妹彼氏」
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「朝起きたら妻になって妊娠していた俺のレポート」（１） (パルシィコミックス)   車谷晴子
https://www.amazon.co.jp/dp/B08CKBX5RH/ref=cm_sw_r_tw_dp_9B0Y7ZERTFDDYNNA47AB
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ふたりの差はどこにあるかといえば
「当事者意識」なのだ。
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女性が妊娠を考えたら
「当たり前に、仕事をどうしよう？」と思うのに
男性は考えない人が多い。
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それは物理的に妊娠するわけではないからだし。
「女が産んで育てるもの」という前提で
「妊娠における当事者」ではないからだ。
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でもそもそも「子ども」は「誰の子どもなのか？」という話しで。
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妊娠出産は（生理だってその一部）
人類の選んだ生殖の仕組みとして、「女」が担うしかない。
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つまりは「人類の仕組み」として
「女」は「生理」と「妊娠」と「出産」をするための体に設計されているのだ。
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言い方はアレだが、「それだけをしていればいい社会」であるならばともかく。
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現代においては、そもそも「男」の役割であった「女と子ども養う」ための行動が「働く」に置き換えられ。
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そしてそれは「女性の参加」も可能になった。
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結果、それらは「男だけができること」ではなく「女もできること」になった。
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「女ができること」は増えたのに、相変わらず「生理・妊娠・出産」は「女しかできない」のだ。
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で、あるならば。
当たり前のように「男」でも可能である「育児」への参加が求められて当然なのにも関わらず・・・
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その当事者意識がある「男」の数は圧倒的に少ない。
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「生理・妊娠・出産」を請け負っている「女」に対して、慮ることくらいはできるのに、それもできない「男」が多い。
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正直、じゃぁお前ら、なんのために必要なんだよ？となる笑。
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仕組みから考えれば、優秀な男がひとりいれば子どもを増やすことはできる。
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女性は基本的にレズと言われるように、女だけで助け合うシステムを作り、
男をシェアする、ということは可能なのだ。
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「当事者になれない男」とストレスを溜めながら暮らすよりも。
女だけでコミュニティを作り、男は必要な時だけレンタルをしてくる仕組みは、かなり機能的なのではないかと思う。
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社会の仕組みとしてそれが可能になったことに、なぜか多くの男は気づいていない。
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だからこそTwitterなどでは「何もしない旦那への文句」が死ぬほど溢れている。
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とはいえ、「女」がわたしみたいに
「家事育児は、女が主体的にやるものだ」と思っていてはいけない。

冒頭の「お父さん」のように
「自分の子どもなんだから、やって当たり前」という「当事者意識」を、女も、男も、両方が持つことが大事なんだろう。