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his★★★☆☆

気になっていたので視聴。
リアルめのお話でした。BL漫画みたいにはいかないやね。
ドラマは未視聴です。
映画だけでも大丈夫でした。

ゲイで昔付き合っていて別れた二人の話。
片方の渚がとにかく身勝手。
昔自分を捨てた男が子連れでいきなり会いに来たらどう思うよ?
無神経にもほどがありますが、まあ色々あったので仕方ないのかなと。でも勝手だよなあ。
そして、こういう人リアルで結構いるかも。
ゲイである事を隠して、都会から離れてひっそり暮らそうとしていた迅が変わるお話なのかな。
あのまま渚が訪ねてこなければ、村の人とも関わらずに終わっていたかもしれない。
緒方さんという理解者(…………あの猟で亡くなった訳じゃないですよね??)の言葉で、ゲイである事を村の皆にカミングアウトして、そして受け入れてもらえるというちょっとそこはリアルさに欠けるかもしれない。
そこは、私が東北の方の血筋で村社会の閉塞感を知っていて(私がそういう目にあった訳ではないですが)とても怖いと思っているからかもしれませんが、映画もちょっと綺麗事すぎるかなあ。
村でよそ者というだけで異物なのに、更にゲイだったら受け入れてもらえない気はしています。
いい村で良かったね。

そらちゃん可愛いし、全体的に「いい話だなあ」と思うのですが、主軸が何処かよくわからなかったので、星4つつけるかどうか迷いました。
汚い感情が少なすぎるので嫌な気分にはならないですが、逆にリアルさは減るかも。

今時、「今時、BLでゲイだから葛藤したり差別される話なんか古い」とゲイでもなくてBLも関係ない友人に云われた事ありますが、昔ほどではないにせよ残っているのは事実なので、こうやって流されて全てなかった事にされるのも嫌だなあと思ってしまいました。
私はどちらかというと差別される側なので、常に差別されまくってひどい目に遭う話(「ブロークバックマウンテン」とか「ボーイズ ドントクライ」とか)がみたい訳ではないですが、あまりになかった事にされるのも嫌だなあと思っています。もやもや。

BL漫画じゃないので、元妻がボロクソに悪く描かれる事もなくて、彼女にも色々事情があるのもいいです。
誰も悪くないけれど、上手くいかないんですよね。

俳優さんはベテランの有名どころ以外はほぼわからなかったですが、迅と渚が上野樹里と中越典子の男版にしか見えなくて(笑)
更にもっと意味不明な感想ですが、そらちゃんが会社の同僚の小さい頃にしか見えないので、育った姿が容易に想像できてしまった!(笑)
あと、私どちらも好きですが、堀内正美と堀部圭亮の区別があまりついていないかも(笑)
堀部さんのが若くて顔が濃い。高杉、覚えた。

何で「審判」読んでるのか、ずっと気になってましたが、何か意味があるんだろうか。

ドラマ、みようかなあ。


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