プログラミングガイド「ビルド設定リファレンス」(U部)
「Build settings reference」の私家版和訳です。
1. 非エクスポート・シンボルファイル (UNEXPORTED_SYMBOLS_FILE)
エクスポートしないシンボルをリストアップしたファイルへのプロジェクト相対パスです。シンボルのエクスポートについては「ld -exported_symbols_list」を参照してください。
2. UNLOCALIZED_RESOURCES_FOLDER_PATH
プロダクトのローカライズされていないリソースを格納するディレクトリを指定します。
3. ユーザーヘッダー検索パス (USER_HEADER_SEARCH_PATHS)
これは、C、Objective-C、C++、C++、Objective-C++をコンパイルする際に、インクルードまたはインポートされたユーザーヘッダーファイル(引用符で囲まれたヘッダー)をコンパイラが検索するためのフォルダへのパス・リストです。パスは空白で区切られているので、空白を含むパスは適切に引用符で囲む必要があります。この設定の使用方法については、ユーザーパスを常に検索する(非推奨) (ALWAYS_SEARCH_USER_PATHS)を参照してください。コンパイラがユーザーヘッダーの概念をサポートしていない場合、検索パスは、ヘッダー検索パス (HEADER_SEARCH_PATHS)で定義されている既存のヘッダー検索パスの前に追加されます。
4. ヘッダーマップを使用する (USE_HEADERMAP)
通常のコンパイラのヘッダー検索パスのメカニズムをバイパスして、テキストヘッダー名からその場所へのマッピングをコンパイラに提供する、ヘッダーマップの使用を有効にします。これにより、ヘッダー検索パスのビルド設定を更新することなく、ソースコードにファイルシステム内のさまざまな場所のヘッダーを含めることができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?