労働生産性改善の意識(その2)

③仕事を生き甲斐にしない
これって、これだけ聞くといっぱい反論をくらいそうですが、全否定しているわけではないのです。
「仕事が生き甲斐になるのがベスト」だと思っている人もたくさんいると思います。
ただし、仕事が生き甲斐になってしまうと、全身全霊を仕事に投資してしまいます。
そうなると時間感覚が麻痺して、労働生産性に意識が向かなくなってしまいます。
なので、趣味でも何でもいいので、違う楽しみや生き甲斐を見つけてそれを楽しむために仕事を早く片付けようと思って欲しいという趣旨です。
週末は飲み会、デート、旅行、何でもいいのでそれを楽しみにして、間違っても休日出勤にならないように、早く仕事を片付けましょう。

④部下の育成こそ最優先課題
昭和の時代は、「俺の背中を見て育て」がある程度通用していたのですが、平成~令和の時代においては、これって部下育成を放棄しているのと同義だと私は思います。
それまではみんながみんな同じルールで同じように動けばすんでいた時代だったのが、今はこれだけ変化が激しい時代に変わり、「一人の力では何もできない」時代なので、専門性も違うし、性格も違うし、考え方も違う、そんな人々が集まって問題解決することが求められます。
部下育成なんて面倒くさいと思っているかもしれませんが、そうなんです面倒くさいのです、時間もかかります。
だから面倒くさくてやりたくない(しかも難しい)、それで「俺の背中を見て育て」になっちゃう、これだと何もしないのと同じなので楽ですからね。
でも、部下一人一人が成長して、問題解決能力が向上して、面倒な問題を現場のメンバーが解決してくれるようになれば、職場の労働生産性は格段に向上します。
そのために無駄な仕事は排除して、その分部下育成に時間をかけ、職場の問題解決能力を向上する、これからはこの考え方が必須です。

さらに、そうして育てた部下を外部にリリースする、これについては次回書きます。

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