秋の色合いが教えてくれたこと
日常って案外必死に生きなきゃいけなくて、スマホの画面とPCの画面、時々時計を見ながら生活している気がします。
頭の中は仕事を終わらせる算段を立てて、業務をテトリスのごとく8時間の時間に詰め込んでいく毎日で。
そういえば、今年は山の色を見ていないと気づいたのです。
だからね、カメラを片手に出かけてきました。
2022年11月27日
伊勢原市総合運動公園
神奈川県の内陸部。この山を越えると山梨なのかな、と思いながらGoogleマップを見ていた。きっとこの町にも人がたくさん住んでいる。
年配の夫婦が仲良くしゃべりながら歩いていたり、子どもの写真を撮るお父さんがいたりした。
たくさんのイチョウが足元にも頭上にもあった。景色を見ながら感じたこと、それは、秋から冬に季節が移ろうって、カレンダーや暦じゃなくて、景色のことなんだということ。
電車の中ではKindleかスマホばっかり見ているから、山の色なんて意識しなかった。
寒さを肌で感じるのも、季節の変化を捉える一つの方法であることに間違いはない。
だけど、電子機器から視線を外して景色を見てほしい。あんなに緑だった山が、いつの間にかたくさんの彩りを持っている。秋が来ている。それがもう終わるって教えてくれている。私たちに季節感を与えてくれている。
毎日は同じものではない、この景色は今しか見られないんだ。きっとその気持ちが、毎日を大事にすることにつながるんだろうな、って思うのです。
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