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STEAM人材とは何か~体験レッスンを振り返りながら~

昨今、「STEAM教育」の他に「STEAM人材」という言葉を耳にするようになりました。

STEAMとは何か、については以前お話しましたね。

では、STEAM人材、つまりSTEAMを使える人というのは一体どんな人なのでしょうか。

不完全であっても良い、粗くても良いので、とにかくやってみる。やってみて、上手くいかなかったところは補完し、またやって、補完して、そうやって走りながらアップデートしていくのがSTEAM人材の特徴です。

つまり、STEAM人材は「ひとまずやってみる」のです。

完璧なものを仕上げてから世に出そう、という考え方もあります。それは間違いではありません。それ独自の良さもあるのです。しかし、急速に変化しているこの世界においては、「ひとまずやってみる」精神が上手く機能するように見えます。

こんなことを指導者が口で言うばかりでは、生徒は納得しないかもしれません。指導に当たる私たちも「ひとまずやってみる」精神を体現していくことが必要だと感じています。

先日開催したオンラインの体験レッスンは、私たちにとっては初めての挑戦でした。不特定の参加者を対象としたオンライン授業で、一人で実験を見せながら授業を進行するというのは、なかなかにエキサイティングな経験でした。

当日に向け、何度も事前にリハーサルを重ねました。細かな器具が多すぎて手が迷子になったり、火の付いたろうそくを落っことしたり、カメラに近すぎて自分が見切れたり、ろうそくが消えなかったり、実は色々な問題を乗り越えてあの講座が出来上がったです(笑)

当日の講座の中でも、手元の器具のレイアウトや使う手順は変化していました。授業内容も予定と少し変えた部分もあります。全4回でしたが、朝の講座と夜の講座と両方に参加された方は、「おや?」と思われたかも知れません。

講師として前に立つ私たちも、スピーディーに何かを学んで、吸収して、リアルタイムに改善していっているんだという姿をお見せすることで、参加者の皆様の次の行動へのモチベーションに繋がれば良いと思います。


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