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失恋とマツエク

自分磨きにハマっていた頃の記録。

きっかけは、振られたから。
彼を忘れるために、仕事と趣味に没頭していた。
余白の時間を作ると、自分が止まってしまいそうで、いつも動いていた。

暇が辛かった。
一人の時間が寂しかった。
何かで時間を埋めていた。

33歳ともなれば、友達は結婚していたり、未婚者は仕事に忙しかったりと。
私には休日に遊ぶ友達がいなかった。

あとは、人に会うのが何か面倒だった。
1人でいたかった。
元々、1人行動が好きな私は、振られた33歳からさらにお一人様を極めて行った。

当時の私の休日は、朝から行動的。

・6時 朝ヨガに参加
・8時 カフェで朝食と、英会話スクールの予習
・10時 英会話スクール

その後、1人ランチをして、午後は美容タイムにあてていた。

ライブや旅行の入っていない週末は、こんなスケジュール。基本的に日中は家に居なかった。

美容タイムは、
・美容室
・ネイル
・マツエク
・マッサージ
・デパ地下の化粧品売り場でメイクをしてもらいながら、化粧品を購入

だいたいどれか。気分で選んでいた。
当時の美容代は、月々5万円は、軽く超えていたのではと思う。

マツエク初体験は、2015年12月。
何となくやってみたのだ。

仕上がりに感動した。
違う自分になれたのだ。

自分の目の印象が変わるだけで、
こんなにも、顔の印象が変わるなんて。
我ながら可愛くなった気がした。

その後、周りから、キレイになった、と言われるようになったのだ。

自分磨き、大成功。の巻。

アイツを忘れるため、見返したいが原動力だった、自分磨き。
それが段々と、自分が変われていると実感できてから、本当にアイツを忘れた。未練がなくなった。

私はマツエクを崇めた。
毎日マツエクをブラッシングし、美容マスカラで睫毛ケアに勤しんだ。
マツエクが潰れるから、うつぶせ寝を止めた。

残念なのだが、
マツエクって、1か月ともたないのだ。

ポロッとマツエクが取れた時の、あの悲しさ。
3週間に1回ペースでマツエクサロン通い。

マツエクは、結婚をきっかけに止めた。
家とお店が遠くなったのもあるし、結婚でバタバタしたのもある。

私とマツエクとの2年弱に及ぶ関係は、自然消滅。ちなみにら今は、マツエクには全く興味はない。

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