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夢が叶う時と、その後。

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夢が叶う瞬間とは、最高の打ち上げ花火が上がった時に、似ている。🎆🌊 大きな喜びも一瞬なら、儚さも一瞬。 だから、そこでまた、更に上を行く、次なる更なる素晴らしい打ち上げ花火を開発…
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#短編小説

真昼の蛾(小説)

 河川敷にて。純子と言う十六歳の少女は、スーパーの袋を片手に、空き缶や空き瓶などを拾い集めている。日曜日の午前十一時頃であった。河川敷には、資源ごみなどが沢山落ちている。新聞紙とかも落ちているので、それも拾って袋に入れている。本日は程良い天気であり、今は五月の中頃になるので、そこそこ暑いが、純子は長袖の白ブラウスを着ていた。それから、青いハーフパンツに、サポート用の黒いハイソックスにスニーカーだ。

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